還る

久しぶりにこのゲームアカウントのnoteで真面目に語ってみようと思った。
おそらく僕と近しい年齢の人が多いだろうからというのが理由。

何度かTwitterでも呟いたはずだけど、今年のはじめ、父親が急逝した。
母親が父親が他界する3日前、吐血し入院もした。

僕は年齢は40と少し、心療内科10年選手で恥ずかしながら実家暮らしだ。
世間で言うこどおじに近いだろう。
でもその自分の状態で日本の8割方をクルマで走り回って営業職を努めてきたという自負もある。

今年の度重なる不幸で僕の世界を見る目は変わらざるを得なかった。

小さい頃からあった当たり前の生活が、ほぼ終わりを迎えつつある。
親父がいなくなる。母親もそれに加えて入院自体も初めてだったからかきっかけとなり体力と頭の回転が遅くなった。
兄貴にも誰にも言ってないけど、母親も長くない気がしている。これは祖母が亡くなる半年前に会った時、感じた感覚に似ている。

すべてのものには終わりが来る。本の中や映画、ゲームの中、誰でも聞いた事があるセリフだろう。

でも僕はそれを肌で感じている。

大好きで中学生の頃から大ファンのB'zのお二人も、松本さんは還暦、稲葉さんも還暦間近だ。
今だって毎日聴いてるし、映像も見てる。
でもいつかギターが弾けなくなる日が来るし、歌えなくなる日がくる、なんていう目で見てしまう自分がいる。

現代のゲームだってそうでしょう。ソシャゲだっていつか必ず終わりがくる。
楽しんでいる人には申し訳ないけど、昔僕が楽しくやっていたFFRKはもう長くないだろうと思う。
いまやってるロマサガだっていつか終わる。

今年は親父の葬儀の喪主もつとめて、墓選び、納骨も終わり、新しい気持ちで生きて行こうという気持ちはとてもある。
でもそれと同じくらい厭世的な目で自分の人生を俯瞰してる部分もある。

あらゆるものに必ず終わりはくる。僕もいつか土に還る。

これから世間の年齢的にはまだ人生半分、僕はすべてに終わりが来るからこそ、死ぬ時まで必死に生きていくのか、それともそれに負けて悲しみに囚われて生きていくのか、まだ答えが出せていない。

いまはまだ前者の生き方を選んでいけるよう、苦しんでる最中だ。

でも私の信条である、人にはやさしくありたい、これだけは捨てるわけにはいかないのだ。

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