台湾の紅茶【蜜香紅茶(みっこうこうちゃ)
蜜香紅茶、名前の通り蜜のような甘く優しい香りと味、そして長く残る余韻が最大の特徴の台湾生まれの紅茶です。
香りと味の秘密は有機栽培の茶園にだけ飛来するウンカ。
このウンカが茶葉を噛むことによって特殊な香りを形成します。葉がウンカに噛まれることで植物の自己防御の仕組みが働き、ウンカの捕食者となる天敵を引き寄せる揮発性の化学物質が生成されます。
この化学物質が発酵工程の際に、蜜のような甘い香りに変化します。
上の画像は蜜香紅茶の茶園を訪れたときに撮影したウンカ。
体長は2mmくらい。透き通るようなグリーンがとても綺麗でした。
実は、このウンカに噛ませて甘い香りを引き出す製法は有名な"東方美人"と同じ製法なのです。
では、東方美人との違いは何か?
それは発酵度と茶樹の品種。
東方美人は発酵度80%、
蜜香紅茶は100%発酵させることで紅茶に仕上げています。
東方美人は青心大冇。
蜜香紅茶は大葉烏龍という品種の茶樹の葉を使っています。
*茶園によって茶樹が違うこともあります。
お茶を淹れたあとの茶葉の写真。まさに"紅茶"という色ですね。
当ショップの蜜香紅茶は、花蓮県にある茶園で約30種類の茶葉を試飲して選んだ一品です。
単純に30種類の中から選ぶといってもこれがなかなか大変な作業。
いくら美味しいお茶といっても30種類ものお茶の味を比較しながら飲み続けるのはかなり無理があります。飲むうちに舌も麻痺してきて判断がつかなくなってきますし、なによりお腹がたぷんたぷん...。
なので一通り試飲し、大まかな候補を決め数グループに分類した時点で一日目は終了。
そして舌をリセットした二日目。
候補の茶葉を改めて飲み比べて味と香りを確かめます。
こうして最終候補をいくつか決めたあとに価格を確認し(先入観を持ちたくなかったので価格はあえて聞きませんでした)、考えに考えた末に仕入れる一品を決めるのです。とても美味しい茶葉でも、あまりにも高くて手が届かないような茶葉では意味がないので、とても難しい判断になります。
結局この日も夜遅くまで蜜香紅茶を飲み続けたのでした。
試飲の様子。お腹がたぷんたぷんです。
このようにして選んだ当ショップの蜜香紅茶。
自信を持ってオススメします。
ぜひ一度お試しください😊✨
台湾茶専門オンラインショップ【taiwan tea 22】