台湾生活・旅行お役立ち情報

2018年に台湾人と国際結婚しました。 現在は日本と台湾を行き来しながら、一児の子育て…

台湾生活・旅行お役立ち情報

2018年に台湾人と国際結婚しました。 現在は日本と台湾を行き来しながら、一児の子育て中です。 台湾の政治・経済・文化や旅行・生活情報について、日本との比較を交えながら独自の切り口で紹介していきます。

最近の記事

台湾の児童手当の所得制限が撤廃されます

今日入ってきたニュースですが、台湾では児童手当の所得制限が撤廃され、2.5万世帯ほどが新たに児童手当の支給対象となるとのことです。 私は以前の記事でも台湾の児童手当について紹介したのですが、これまで台湾では児童手当に所得制限が設けられていました。 具体的には総合所得税率が20%以下(各種控除後の所得が120万TWD以下)」というのが支給条件になっていて、例えば夫婦と子2人の4人家族の場合、おおむね世帯年収で250万TWDを超えると児童手当の支給対象外となっていました。(※

    • 台湾では日本と比べて女性の社会進出が進んでいるのでしょうか

      台湾で生活していると、日本と比べて女性の社会における存在感が強いと感じることが多いです。今回の記事では、具体的な数字を交えながら、そのイメージを裏付けてみようと思います。 指導的地位にある女性の割合 台湾の労働部では「Women's Share in Legislators, Senior Officials and Managers」と題して、主要国の指導的地位にある女性の割合を表にまとめています。 https://english.mol.gov.tw/media/u

      • 台湾の資産運用②貯蓄型保険商品について

        台湾で貯蓄ができた場合、どのようにして運用すると最も大きなリターンを期待できるのしょうか。前回は定期預金事情について紹介しましたので、続いて2回目の今回は貯蓄型保険商品について紹介してみようと思います。 台湾の保険会社との出会い 私は以前、インバウンド関連の仕事をしていました。 その際によく聞いたのが、巨大な規模で挙行されるインセンティブ旅行(褒賞旅行)の情報でした。 インセンティブ旅行というのは、営業職のモチベーションを上げるため、成績優良社員を褒賞として旅行に連れてい

        • 【台湾でお小遣い稼ぎ】台湾で普段利用しているポイントサイトについて

          オンラインで旅行の予約をしたり買い物をしたりする時、ポイントサイトを経由すると支払い金額の数%分のポイントを得られることがあります。 例えば、私は日本では普段「ハピタス」というサイトを利用しています。 そして楽天系のサービスを利用する時や、新規クレジットカードを作る際などに、ハピタスを経由してポイントを貯めています。貯めたポイントはAmazonギフト券に替えて、書籍の購入代などに充てています。 さて、こうしたサービスは日本にとどまらず海外にもあるようです。 例えば、私

        台湾の児童手当の所得制限が撤廃されます

          <果物の宝庫・台湾>②アテモヤ

          台湾では冬から春にかけて、「鳳梨釋迦」という緑色のでこぼこした形の果物をよく見かけます。この果物は日本語では「アテモヤ」と呼ばれています。 私はこの果物がとても好きで、店頭に出回る時期になるとよく買って食べています。伝統市場にもたくさん並んでいますし、全聯などのスーパーでも気軽に購入できます。大きさにもよりますが、1粒あたり50TWD程度のイメージでしょうか。 アテモヤの皮を切ると、中は白い果肉と黒い種が入っています。果肉には濃厚な甘みがあって、冷やして食べると、まるでバ

          <果物の宝庫・台湾>②アテモヤ

          <果物の宝庫・台湾>①グアバ

          台湾は、果物が豊富な島です。バナナ、パイナップル、パパイヤ、グアバ、蓮霧、文旦(柚子)などの熱帯果実はもちろんのこと、中央山脈一帯では冷涼な気候を活かしたリンゴ、梨、桃、柿などの温帯果実栽培も盛んです。およそ台湾で食べられない果物は無いと言っても過言ではないかもしれません。 そこで台湾人は、自分達の住む島のことを「水果王國(果物の王国)」と形容します。 この「王國」というのは台湾人が好んで使う単語です。 かつて造船業で名を馳せた時代、台湾は「造船王國」でした。そして、T

          <果物の宝庫・台湾>①グアバ

          台湾で働くなら知っておきたい公的退職金制度(勞工退休金)について

          今回の記事では、台湾の公的退職金制度を紹介します。 「私には関係ないよ」という人もいらっしゃるかもしれませんが、特に以下の条件にあてはまる人は、老後の生活保障を考える上で是非とも知っておきたい制度です。 1)台湾人と国際結婚をした 2)現在台湾で仕事をしている/今後台湾で仕事をすることを検討している 3)台湾の永久居留資格を所持している/今後取得する予定である それでは以下に解説していきます。 台湾の公的退職金制度の概要 台湾の会社員には、公的退職金制度(勞工退休金、

          台湾で働くなら知っておきたい公的退職金制度(勞工退休金)について

          台湾の資産運用①定期預金事情について。利率はどのくらいなのか?

          前回まで、3回に分けて台湾の出産・育児にまつわるお金のことについて解説してきました。 台湾でも日本と同様に出産育児一時金、育児休業給付金、児童手当の制度があります。そして、特に学齢前の子どもに限って言えば、日本よりも充実した給付が受けられる、ということを見てきました。 さて、受給した各種手当の使途は自由ですが、家計に余裕のある人であれば、将来の教育費に備えて貯蓄をしておこうという人もいるかもしれません。 そこで、今回の記事では台湾の定期預金事情について解説していこうと思

          台湾の資産運用①定期預金事情について。利率はどのくらいなのか?

          台湾の児童手当について解説します

          今回の記事は、台湾の出産・育児にまつわるお金のことを解説するシリーズの第3弾です。 前々回は出産育児一時金、前回は育児休業について取り上げました。そこで今回は、より長い目で見た子育て支援政策として、児童手当について紹介していきたいと思います。 台湾では、児童手当のことを「育兒津貼」と呼びます。「育兒津貼」は2012年に導入されてから10年が経過し、近年では更なる充実が図られています。 過去2年で2倍以上に増額された台湾の児童手当日本の児童手当は、新たな所得制限が設けられ

          台湾の児童手当について解説します

          台湾の育児休業制度について解説します

          前回の記事では、日本と台湾の出産育児一時金について紹介しました。 そこで続いて今回は、出産後の生活をサポートする制度として、日本と台湾の育児休業制度について取り上げます。 日本の育児休業制度は、他の先進国と比べてもとても充実していることで知られています。 具体的には、日本では満1歳未満の子(一定の場合は1歳6ヶ月または2歳未満の子)を養育するために育児休業を取得した場合、雇用保険から休業前の賃金の67%相当額(6ヶ月経過後は50%)が支給されます。 また、日本では育児

          台湾の育児休業制度について解説します

          台湾の出産育児一時金について解説します

          出産の際には、入院にともなって多額の費用がかかります。また、出産前後の健診費用をはじめ、そのほかにも様々な経済的負担があります。 こうした負担の軽減を図るため、日本では出産後に「出産育児一時金」と呼ばれる一時金が支給されます。支給額は一律42万円(産科医療補償制度対象外の場合は40.8万円)で、所属する健康保険組合から支給されます。 さて、それでは台湾では、このような出産に伴う一時金が用意されているのでしょうか。 以下に詳しく解説していきます。 国民年金、労工保険から

          台湾の出産育児一時金について解説します

          日本と台湾を行き来しながら生活しています

          2015年、台湾にはじめて渡航しました。以降、これまで累計で15回ほど台湾と日本を行き来しています。2018年には現地で知り合った台湾人女性と結婚し、昨年末には長男が生まれました。現在は日本と台湾を拠点に子育てに奮闘中です。 本noteでは、そんな自身の台湾での生活経験や旅行経験をもとに、独自の切り口から台湾の情報を紹介していきます。 「まさにこんなことが知りたかった」 「かゆいところに手が届く情報が得られた」 と読者のみなさまに思っていただけるよう、一生懸命記事を書い

          日本と台湾を行き来しながら生活しています