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台北の蚤の市/平日も開催されている「重新橋觀光市集」

台湾の古い器に魅せられた 臺灣五金行 と申します。このnoteでは以前台湾の古い魅力についての記事を2本ほど書いているけれど、そんな古い器たちを宝探しのように探しに行くのは古くからある五金行や蚤の市。

台湾では各地で蚤の市(跳蚤市場)が開催されていて、台北近郊で規模の大きなものは主に2箇所のみ。有名な「福和橋跳蚤市場」の開催はは週末だけなので(平日は肉、野菜、果物などの市場のみ)、 台湾旅行などで日程に週末が含まれていない場合は平日でもそこそこお店が出ていて楽しめる三重の「重新橋觀光市集」という選択肢がある。※月曜だけお休み

三重の重新橋の下で開催

この記事はblog 「そこはかノート」の重新橋蚤の市の投稿を加筆修正した2024年版のものです。※掲載した写真を撮った時期はバラバラで、数年前のものも含まれます。

「重新橋観光市集」は台北市郊外にあり、アクセスはMRT空港線またはオレンジラインの「三重站(駅)」より徒歩10分ほど。途中に何があるわけでもないだだ広い道を行くだけなので、歩くのが億劫なら三重駅前でYouBikeを借りて行くのもいいかも。

この写真の向こうの方にある橋の下が蚤の市

私が一番最近行ったのは2024年の平日。かなり久しぶりだったのでまだやっているのかしらと試しに行ってみると、以前と変わらずそこそこの数のお店が出ていた。その日訪れたのはのんびりめの午前10時前ごろ。とてもいいお天気だったので駅から歩くのが暑いくらいだったけど、蚤の市が開催されているのは橋の下なので日差しも雨も避けられるのが助かる。


文具のオブジェと重新橋観光市集の看板

柱番号の7あたりから蚤の市の出店ブースが並んでいる。前に週末に行った感じだと土日はおそらくもっと先の方(大きな番号)までブースが増えると思われるけれど、週末はとにかく人が多すぎてごった返している割にブースが増えても興味あるお店はほぼなかったのでそれ以来平日にしか行っていない。

柱の上に番号が書かれている(7は鳥)

柱番号7から若い番号に向かってずらりとブースが並び、一番奥には食べ物の屋台とテーブルなどの美食コーナーがある。中には格安の散髪屋も何軒かあって、これが意外と人気でそれぞれに順番待ちしている人がいたりする。

柱番号1と2の間はフードコート
写真は数年前なので今と金額は違うかも

この蚤の市で扱っている品物のジャンルはというと、100均にあるような雑多な新品の物、新品中古問わずあらゆる工具類、果物や、瓶缶や袋物などの食品類、古着(おしゃれではない)、中古の家庭用品(ゴミとの判別が不能なものも多い)などがメインで、骨董といえるものでは急須を始めとする茶器や、翡翠などのアクセサリーのブースが多い。

そんな中にちらほらと、私のお目当てのオールド大同(大同磁器の廃盤になったデザインのもの)の食器や、今や有名となった海老のお皿などの台湾の古い時代の食器も混ざっていることがある。

真ん中の鶴のお皿は美術館にも展示されるようなもの

比率でいえば興味のないブースの方が断然多いのだけど、ごくたまに気になるものが混じっていることがあるので、よく観察しながらぐるぐるとお店を見て回る。訪れた日も探していた柄の物をひとつだけ見つけた。売っていた方も台湾の古いものはどんどん減ってきているという。

出店される内容には日によってかなりのばらつきがあり、当たり外れが激しい。私は平日に何度も行ったことがあるけれど、何もめぼしいブースがない日は本当にガラクタだらけなので、骨董類の出店があるかどうかは運次第。

おまけ。
重新橋蚤の市にはフードコートもあるのでここで食事をすることもできるのだけど、私がこの蚤の市へ行った際によくついでに訪れるのが台北近郊で一番美味しいとの噂もある「今大魯肉飯」。三重まで行ったらここは外せない。

大人気なので平日でも行列しているけど、席は多いし持ち帰りの人も同じ列なので割とスムーズに進む。魯肉飯が美味しいのはもちろんだけど、ここはスープもほんとに美味しい。一人前ずつ蓋付きの小さな甕に入れられてこのまま巨大蒸し器の中で温めてられている。具材にハマグリも入っているので旨みがたっぷり。余談だけど私の好きなおかずは魯白菜。(白菜煮込み)


ご参考までに。重新橋蚤の市へ週末訪れた時の記事は、blog 「そこはかノート」のこちらをどうぞ。(2019年のもの)


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