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【こんにちは相談員です】経営サポート相談員  石井 邦利先生

経営サポート相談員 石井 邦利
【相談日】 
木曜日(第2・4週)
【得意分野】
・売上獲得(新規営業、ホームページ活用)
・デジタルマーケティング(HP制作、SEO、ネット広告など)
・人材(採用計画、採用プロモーション)
・DX


私のスローガン!


自身のスローガンは、「売上向上にコミットする」「ロングセラーのお手伝い」です。
売上や体制、広告費といった事業者さまの現在の状況にあわせた経営戦略を始め、達成したい目標あるべき姿に対しての計画策定やプランニングについてご相談を受けております。
絵に描いた餅ではなく、実際に手を動かせる成果を感じられる助言になるよう心がけております。

こんなご質問&ご相談をよくいただきます!


新製品の販路開拓について相談したい
ホームページから新規の問い合わせがほしいどのようにしていいかわからない。
SEOというものをやってみたいが、どうやったらいいのか。
通販サイトを始めたいが何から始めたらいいかわからない。どのような点に注意する必要があるか知りたい。
飲食店を始めたいが、どういった点に注意したら良いか知りたい。
創業についての流れを知りたい。
法人設立と個人事業主の違い、メリットデメリットがあれば知りたい。
ITを活用して業務の流れをスムーズにしたい。
補助金を活用したいがどういった、制度があるか知りたい。
クラウドファンディングに興味があるがどのような点に注意したら良いか知りたい。
 
日々、事業者さまのお役立ちになれるよう、情報も集めておりますので、ぜひご相談にお越しください!

なぜスローガンが「売上向上にコミットする」「ロングセラーのお手伝い」なのか?


さて、なぜスローガンが「売上向上にコミットする」「ロングセラーのお手伝い」なのか、ご説明したいと思います。
私はいままでのキャリアの中で、1回の経営者夜逃げ、1回の倒産、3回の事業譲渡(内2回は事業譲渡という形の事業撤退)を経験してきました。こう書くと、とても不運なように見えるかもしれませんがそうでもありません。
 
経験から考える大切な点は、「環境変化とその対応」「資金繰り」「売上と利益の確保」です。
知り合いの金融マンは「売上と利益確保」は万病の薬と呼んでいましたが、環境に対応しつつ、利益を確保できれば、資金繰りはついてくるものです。
このため、自社法人のスローガンは、「売上向上にコミットする」「ロングセラーのお手伝い」です。
 

貴重な経験 その1


1回目は地元の個人経営居酒屋でした。
アルバイトに選んだ理由は当時、家から近い場所でのアルバイトに興味があったためです。経緯も友人の姉の紹介というシンプルなものでした。
さて夜逃げは唐突に起こりました。
高校の夏季合宿から帰ってくると、店長が夜逃げしたとアルバイト仲間から聞かされてびっくりしたことは今でも忘れられません。今にして思うと、店舗面積に対して、従業員が店長と調理場1名、ホールが2名と明らかに人数が多すぎること、名物や推しとなる料理や飲み物などがはっきりしないこと、料理に対する原価計算と廃棄に対してチェックもなく、当時としてはあたり前に、紙オーダーにガチャレジなど課題が山積みの経営でした。
※そして、店長の事は「マスター」呼ぶように言われ、初回の面接の際に名前を教えて貰えなかったことは、なかなかない経験でした。
 

貴重な経験 その2


2回目は新卒で務めた中堅の製版会社でのことです。この企業は大手自動車会社のカタログを孫請けするなど、画像の補正や加工に強みを持つ企業でした。一方で、印刷業界は業務フローの変革の流れが強く吹いていた時期でした。
具体的には、以下です。
1)デジカメの普及(ネガ、ポジフィルムのスキャン需要の低下)。
2)印刷版の作成工程が、「(データから)フィルム出力→刷版→印刷」という流れから、「(データから)刷版→印刷」とフィルム出力が不要に。
3)プリプレス環境の変化(MacOS 9 とQuarkXPressからMacOSXとInDesign)
 
ざっくりまとめると、1と2で収益性が大きく低下。3で追加投資を迫られるという状況です。
 
この企業には3年と少し勤めて、有休消化がてら夏に退職しました。
バイクでの北海道旅行から帰ってきて、そろそろ退職金が振り込まれるはずだと思っていたが振り込まれない。試しに大阪本社(勤務先は東京支社)に電話したところ、「会社は倒産した。社長は雲隠れしていてどこにいるかわからない」と言われたのは衝撃的でした。
一方で、今回は弁護士さんがちゃんと入って、給料関係は優先的に払われるので、待つように言われました。結果的には、弁護士事務所からの委任状のサイン依頼がきて、少し待つと全額?振り込まれました。
さて、なぜ倒産に陥ったか簡単に整理してみます。
1990年代後半から2000年代は、ポジフィルムやネガフィルムをアナログからデジタルデータに変換するためにスキャニングをしていました。このスキャナーオペレータの腕で色味が変わってしまったり、フィルムを覗きながら、スキャンデータの数値を調整していました。このスキャンの腕とスキャン料金が粗利の源泉だったのですが、凄い勢いで減少していきました。
また、フィルムを出力する必要がなくなると工程が短縮されるため、印刷会社や顧客にとっては短納期とコスト削減につながりますが、フィルム出力を食い扶持にしていた製版会社はここでも利益の源泉を大きく失うことになりました。
3に関しては、パソコンとソフトの入れ替えという追加投資に関わるものです。
印刷物は過去の印刷データを修正利用することが多いため、古い環境をすぐに捨てることができません。一方で新しい仕事や新し物好きのクライアントから、新環境に移行するため、投資をしていかないと受注ができなくなってしまいます。印刷用のデータは当時としては、重たい類いのデータであったため、業務用マックも1台、30万円程度、そこにソフトウェアのライセンスやフォントのライセンスを購入するとそこそこのお値段になったかと思います。
 
 さて、皆さんにご興味をもっていただいたところで、事業譲渡編については、またの機会にお話ししましょう。

石井先生、ありがとうございました!

今回お話をお聞きしたのは木曜日(第2・4週)担当の石井邦利先生でした!
先生の確かなアドバイスは、このような壮絶な経験に裏打ちされたものだったのですね。

お話しの続きを聞きたい方は、是非、石井先生まで!


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