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もう一度、福祉とは、福祉国家とは、地域福祉はあなたが主役

大正地区社会福祉協議会 
会長 萩谷 邦昭

 早いもので、あっという間に7月も終わろうとしています。毎月、中旬にはホームページに「大正地区社協だより」をアップする約束でしたが‥‥、遅れに遅れて、今に至ってしまいました。

 新型コロナウイルス第7波が急激な上昇カーブを描いています。日常生活は勿論、経済活動に大きなダメージを与えつつ、一向に治まる気配が見出せません。大正地区社会福祉協議会が中心となり、推進している第4期ハートプランにもブレーキがかかっています。

 人と人を繋げる地域の大きなイベントや会合に制約がかかり、このままでは3年間何も出来なかったことに成りかねません。人や組織は仕事や活動を通じて、ノウハウが引き継がれ、より良き人間関係が築かれる「基」と成るものです。断絶! 危惧を感じつつも、新たなコミュニケーションツールを用いてダメージを最小限にして行きたいと念じています。

 現時点で、大正地区社協が進めようとしていることを紹介します。
①月1回の定例役員会以外に、同メンバーにプラスαの人を加え、別の委員会を発足させる。
・アンケート調査委員会:大正地区の活動団体の実態と意識・要望調査。
・大福マップ委員会:平成30年3月第2版発行後、5年を迎える。第3版発行に向けて。
②令和4年度 第1回目の広報誌発行を8月中に、全世帯に届けることを推進。
③社会を明るくする運動:作文・標語に加え、新たにポスターを募集。
コロナ感染が落ち着いてきたら集会を計画する。
④①のアンケートを実施~集計~分析を通じて、「出前講座」を推進する。
⑤わんわんパトロールに加え、自転車・散歩者にもパトロール参加を呼び掛ける。
⑥おさんぽMAPの募集と制作:地域の資源・魅力を掘り起こし、散歩しながら健康と同時に地域愛を育てましょう。最初に“小雀のおさんぽMAP”に取り組んでいます。
いずれも、大正地区にお住いの方々を繋げること、助け合うことを目的にしています。

 「福祉」を辞書で調べたら「幸い」。「しあわせ」。「福祉国家」とは、国民全体の幸福追求を目的とする国家。では「地域福祉」とは、地域全体の幸福追求を目的とする。となります。別の言い方をすれば、地域に住んでいる誰もが! つうに らせる くみづくり となります。 誰かがつくるのではありません。一人ひとりが参画してつくるのです。特別な才能や技術はいりません。素直に、困ったら困ったと言い、助けて欲しい時は助けてと言い、手助け出来る人は手助けを、手の負えない事は周りや行政に繋げれば良いのです。日常生活の中で、地域を良くしようとする意識を持ち続けば、必ずや行動に繋がると信じています。

 少しづつ、少しづつ、出来ることをお願いさせて頂きます。広報誌やチラシを御覧になったら、是非とも参画してください。社会を変えるのは「あなた」で、あなたが主役です。


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