「NPO法人 ふらっとステーション・ドリーム」の紹介
🌸コロナ禍の中、客数は減り運営は厳しい
今は「まん延防止措置」の真っ最中で、店頭でお惣菜の販売をしている。2年前まではいつも通りシャッターを上げお店を開けて、お客様がランチを食べながらおしゃべりを楽しんでおられる毎日だった。
コロナの最初の緊急事態ではお店を閉めた。が休みが長く続くとお客様にも忘れられるのでは、スタッフのモチベーションも下がるのでは、と考え「お惣菜の販売」を始めた。2年目の9月も、今年の1月もそうやって切り抜けてきたが、入所者数も食数も以前の半分なった。
ランチの常連だった方に電話でどうしておられるか聞くと、「食べ物はなんとかなる、人と会って話したい」「いつになったら開けるの?」「シャッターが閉まっていると街がさびしい」との声が戻ってきた。
ふらっとステーションでも、減っていくつながりをつくるために「スマホ教室」を始めたが、健康体操と共に会場の都合で休むことに。感染者が増え自粛をして家に引きこもる人が多くなった。その間に体や足が弱り、転ぶ人が多くなった。「行くところがなくなった』「今まで当たり前に思っていたけれどなくなって初めて有難さに気が付いた」と、気持ちが落ち込み、心も弱っていく人が増えてくる。
🌸出来ることを探し、つながりつくりを
それでも地域では感染対策を万全にしたうえで、出来ることを探し、つながりつくりに努めている。人数を半分にし活動を2部制にしてて続けたり、コーラスをハミングで、と工夫をして続けたり、プログラムを休んでもシャッターを開け、スタッフは常駐して立ち寄る人を受け入れたり・・。ふらっとでは得意の調理の腕を活かして惣菜のテイクアウトを続け、時にはマイショップの棚の品物を外に並べてにぎわいを増すよう工夫している。
地域運営協議会ではスマホ教室を開いて、スマホを使える人を増やし、その中で一人暮らしの人などを対象にラインを使った安否確認を始めた。
オンラインを使える団体や個人が少しずつ増え、会議をzoomで開くことが増えて、会合の中止を減らせるようになってきた。
地域の皆さんがこの時期をなんとか元気に乗り切り、互いの助け合いで支え合い、再び誰もが自由に集まり、思いっきり笑い、心行くまで話せるようになることを願っております。 (代表 松本和子)