朝食をしっかり食べると新陳代謝が活性化する
朝食を摂ることの重要性については、聞いたことがあるでしょう。
新陳代謝を活性化させるという観点からしても、これは実に重要なことです。
朝食を食べると新陳代謝が活性化し、体重の減少につながるのには理由があります。
最初の理由は、朝食を食べる人はほとんど午前中にお菓子を食べないことです。
例えば、フルーツやシュガーレスのシリアルを朝食に摂ると、自動販売機でジュースを買いたいという衝動にも襲われにくいでしょう。
もちろん、食事の頻度を多くするという話の時にも述べたことですが、これは朝食と昼食の間に何も食べてはいけないということを言っているわけではありません。
単に、朝食を抜いた人が往々にしてそうであるように、10時30分を過ぎると非常にお腹が空いて、手軽に食べられるドーナツのようなものに手を出すことがなくなるということです。
要するに、栄養満点の食事で一日をスタートすると、その日の食事内容に関してコントロールが効くということです。
第二の理由は、新陳代謝の活性化につながりやすいということです。
研究結果によると、新陳代謝は睡眠中に低下し、食事をするまで活性化されないということです。
ですから、朝食を摂るということは、朝から新陳代謝を活性化させるという意味で重要なことなのです。
その結果、日中により多くのカロリーを燃焼させることができるのです。
ただし、朝食の内容と量に関しては注意が必要です。
お腹が一杯になるまで食べてはいけません。
満腹になると次の食事に影響が出て、リズムが狂ってしまうからです。
また、高カロリーの食事を朝食に摂ることも避けましょう。
研究によると、ベーコンやソーセージのような高脂質の朝食は、カロリーオーバーにつながるということです。
炭水化物やたんぱく質に比べると、こうした食物は2倍もの脂質量があります。
にもかかわらず、直ぐにお腹が空き易い食品です。
ですから、カロリーも脂質も高い食品を摂取すると、数時間後にはかえってお腹が空いた状態になるのです。
その代わりに食物繊維が多い食事を朝食時に摂ると、消化するまでに時間がかかるため、しばらくは空腹になりません。
この点に注意しておくと、朝食は食べたのに昼までもたないということもなくなります。
これは新陳代謝が活性化されたために起こることではなく、高脂質の食品が消化され易いことが原因です。
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