新たな出発

昨日まで金沢、輪島と旅をしてきました。
コロナウイルスが騒がれている中、旅をしてきたのには2つ理由があります。
1つは自分の進路をゆっくり考えたかったこと、
もう一つは大騒ぎになっている世間から距離を置いておきたかったこと。

1つ目の目的はすぐに達成できました。
金沢に着いた翌日に結論は出ました。
3月24日に社長宛にメールを送付。
簡単な文章で6月末で退職する意向を伝えました。

今回はクルマの旅でした。
金沢に抜けるまでに新穂高のロープウェイに寄り、北アルプスを眺め、飛騨高山で中華蕎麦をすすり、夕方金沢に到着。

夜はル・ベルジュというお店で地元野菜を使ったフランス料理に美味しい(!)ワインを併せて飲む。
幸せのひととき。

この時には退職届を出す覚悟はできていました。
北陸の空気がそうさせたわけではないですが、落ち着いて結論を出す後押しをしてくれたことは間違いないです。

自分が一番活きることをやっていこうと。

旅は自分に立ち返って、そこから決断する勇気を与えてくれます。

幸い、某上場企業の社長様から社外役員の就任の打診を受けているため、夏からは経営顧問として力を発揮する機会を与えられます。本当に良いご縁に恵まれていると感じます。

そして退職する会社についても投資ファンドを立ち上げ、優れた企業に投資する投資哲学を確立し、そのためのチームづくりと投資プロセスの徹底を図ってきました。残りの在任期間にこれを引き継ぎ私は去ります。 どう私が作ったものを引き継ぐのか、変えていくのか、発展させていくのか、それは残ったチームメンバーが決めていくことです。
ただ、チームメンバーが一人でも投資を通じて価値を創造するビジネスモデルや経営を考える機会となったのであれば幸いです。

さて、話が長くなりましたが、旅のもう一つの目的、騒がしい世間から距離を置くことも十分に達成されました。
金融市場は大騒ぎ、テレビをつければオリンピックの延期が決まり、外出自粛要請が都知事から発表される。
そうしたニュースを聞きながらも、金沢で庭園を見、能登で海岸線を走り、風と自然を感じていると、現実はこうしたありのままの自然にある、と確信を持てるのです。ウイルスは存在するでしょう。しかし目の前には確かな自然の豊かさがある。そのことがどれだけ大事でありがたいことか。

余談ですが、スーパーでトイレットペーパーや食料品も豊富にありました。
(マスクはありませんでした)。


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