楽しくて美味しいソーシャルアクションなら、きっと続けられる
実は昨年、大切な家族が初期のがんであることが発覚しました。
※おかげさまで、今は元気に過ごしています。
僕は恥ずかしながら、家族ががんになるまで、家族や自分自身の健康に気をつかうこともなく、過ごしてきました。
一気に押し寄せてくる様々な後悔とやるせない気持ち。
そんなとき、少し前にヘラルボニーの松田文登くんから聞いていた、小国士朗さんのこと、deleteCさんのことを思い出しました。
これだ、と思い、deleteCさんにご連絡をして、今回のコラボレーションが実現しました。
僕はいつも、後悔してからじゃないと動き出せない。
人生最大の衝撃だった原発事故を見ても、すぐに現地に駆けつけられなかった自分。
ウクライナの戦争被害を見ても、何をして良いのか立ちすくんでしまった自分。
そして大切な人ががんになるまで、家族の健康を顧みていなかった自分。
いつも死ぬほど後悔してようやく、一歩踏み出すことができる。
福島で暮らしていると、本当に尊敬すべきすごい人たちとたくさん出会う。
震災直後から、福島での出来事を自分ごと化して、真正面から現場で震災復興に取り組み続けている方々。
僕にはまだそれができないけど、haccobaという酒蔵をはじめたことで、できることがある。
それは、「美味しい」とか「楽しい」という本能的な欲求を満たしてくれる体験と、共感している・応援したいソーシャルアクションを掛け合わせることだ。
好きな人たちと好きなお酒を飲んでいる時間が、誰かの幸せな時間にも繋がるかもしれない、そんな循環をつくれたら最高だなと。
僕はそんな感じで、日々の暮らしの中で、カジュアルにアクションしていくことでこそ、続けていけるんだと信じています。
これからも気づいたタイミングで、小さくても背伸びせず、楽しくて美味しいソーシャルアクションを続けていきます。
haccoba の今までのソーシャルアクション
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