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大学生にも大好評!?ラジオ体操を活用したオンライン授業の取組み

今年もよろしくお願いします!
NHKテレビ・ラジオ体操で指導を担当している鈴木大輔です。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、感染者数の多い地域を対象に再び緊急事態宣言が発令されました。もう一度、感染予防を意識して新型コロナウイルス終息に向けて力を合わせていきましょう。

1 ラジオ体操を活用したオンライン授業

さて、今回はコロナウイルスの影響で、昨年から多くの学校が取り組んでいるオンライン授業についてのご紹介です。
非常勤講師として関わらせて頂いている「女子栄養大学」のスポーツ関係の授業でラジオ体操を活用したオンライン授業に取り組んでみました。

オンライン実技は、様々な環境の制約(場所・道具・安全面)があります。しかし、こんな時だからこそ「いつでも、どこでも、だれでも」が合言葉のラジオ体操の出番です!
ラジオ体操第一の13個の運動を分解して少しずつ進めていきました。
授業ページはこんな感じです。

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▲授業時間になったらオンライン上に集まってもらい、授業スタート

栄養学など健康づくり関連の分野に関心が高い学生さんが多いので、運動の重要性も座学で紹介します。地域ごとの生活習慣と健康状態の関係性を説明する資料。

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▲運動量や野菜摂取が多い県は平均寿命が長いんです!

2 栄養大生限定!ラジオ体操オリジナル実技動画

NHKテレビ・ラジオ体操アシスタントの清水さんに協力して頂き、栄養大生限定のラジオ体操オリジナル実技動画を作成しました。
実技動画は、1回目は見て理解する、2回目は画面から離れて体を動かす、という流れで行いました。

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※動画は学生限定のため一般の方は視聴出来ません

画面上に出てくるキーワードが授業最後に提出する課題になっています。
キーワードは運動の目的や動作のポイントです。
例えば、「4番目胸を反らす運動」であれば運動ポイントのキーワードは「腕を斜め上に引き挙げて胸の筋肉を伸ばす」です。授業最後に提出する“受講レポートForms”にキーワードを入力し、理論と実践を学習していきます。

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みんなしっかり回答してくれます。学生のみなさんお疲れ様でした♪

3 学生さんからの感想やメッセージ

オンライン実技でラジオ体操を楽しんでもらえるかな~?という不安もありましたが、意外と好評でした!学生さんからの感想を見ると、オンライン授業の中、PCやスマホをずーっと見る生活が続いていたようなので、「ラジオ体操で体を動かして気持ち良かった!」というような感想が多かったです。(もしかしたら先生に気を使ってくれたのかもしれません・・。栄大生は優しいので♪)

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その他には「家族でおばあちゃんも一緒に動画見ながら体操しました~」や「母親がラジオ体操にハマってしまいました・・。」など、色々なリアクションを頂きました。

4 オンライン実技授業を振り返って(まとめ)

初めは、オンラインでの実技授業について不安な部分も多々ありましたが、実践してみると対面では起きなかったコミュニケーションも生まれ、体操を通じて楽しい時間を共有出来た気がします(自己評価です)。

考えてみれば、ラジオ体操は元祖オンライン学習!“ラジオ”という情報機器の技術革新に合わせてラジオ体操の放送がスタートしていきました。もしかしたら、当時の運動専門家から見れば、ラジオを通じて体操を発信するという事は邪道だと考えられていたかもしれません。ただ、対面であってもオンラインであっても体操の目的は変わりません
「体操を通じて元気や笑顔を届けたい!」という熱い想いが、様々な壁を乗り越え、ラジオ体操をスタートする原動力になったのではないかと考えています。
そして、この想いが90年以上にわたりラジオ体操が愛されてきた理由だと思います。

オンライン授業を経験して、テレビやラジオはもちろんのこと、様々な方法で「体操を通じて元気や笑顔を届ける!」という気持ちを強くしました。
新しい生活スタイルに合わせて、これからもラジオ体操や運動の楽しさを、多くの方々と共有していきたいと思います!


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ラジオ体操にまつわる様々な情報を発信するアカウント。記事作成はNPO法人全国ラジオ体操連盟指導委員が担当しています。https://www.radio-exercises.org/