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言語習得の近道と言語を習得することの価値
僕は英語を勉強することが大嫌いだったし、英語をしゃべることも読むことも書くこともほとんどできませんでした。しかし!今ではそれを克服し、自分の英語を使って異国を旅し、グローバルビジネスに携わるまでになりました。そして言語を習得することの価値を考えるまでに至りました。
このノートでは、僕が英語を学ぼうと思ったきかっけ、ターニングポイントとなった出来事などを振り返り、どんなことをやって英語を勉強したかをまとめていきたいと思います。
そして最後に、言語を習得することの価値について僕の考えを共有したいと思います。
1. 英語を学ぼうとおもったきっかけ
禁煙したときと同じように、なんとなく英語の勉強を始めたような感じがしています。しかし振り返ってみると、いくつかきっかけになった出来事があったなーと思います。
・新婚旅行で初めて海外にいったとき、ホテル、ツアーなどで全くコミュニケーションが取れず、自分の無力さを痛感したこと。でも海外旅行ってめちゃ楽しいなーと思ったこと。
・妻が海外旅行好きなこともあり、その後再度の海外旅行。出発の直前に旅行英会話の本を少し読んで(しゃべる練習は一切していない)、「なんか俺英語しゃべれるんじゃね」って気(完全に勘違い)がして現地に到着したのですが、ホテルで確か 18と80の違いすら聞き取ってもらえず、さすがにやばいなと思ったこと。
・上記の事件、その後日本に戻って考えてみたら、日本人って「英語ができない」ということで、実は外国人におちょくられてたんじゃないかと思って、めちゃめちゃプライド傷つけられて、凹んだこと。
・でも、異国を旅して、いろんな文化に触れ、いろんな人と会話をすうことにとてつもなく魅力を感じたこと。
・めちゃめちゃ仕事のできる先輩が、海外のビッグな商談の話が来た時に、英語できないからという理由でその商談を降りたこと。(個人的にはめっちゃやりたかったのに、英語ができないのはリスクだと言われたこと)
2. どんな勉強をやったか
本題。どんな勉強をしたか、です。僕は英語だけじゃなく、他の言語も共通して以下のようなやり方が最短ルートだし、一番楽で、楽しい勉強方法だと信じています。
(1) オンライン英会話
日本にいながらにして英語を習得するには、これがコスパ最高だと確信しています。なぜか?それは”会話”することで、「こうきたらこうくる、んで、こう返す」というのが自然と身につくからです。これつまり、文法を自然と習得していることと同じです。
本を読んで勉強することがだいっきらいな僕にとって、これは相当効果あったと思っています。
ただし、毎日(少なくとも週5は必要でしょう)やることが重要。オンライン英会話は、毎日25分プランとかいうのが大抵あるのでこのプランで確定。最初はしゃべれないので緊張するけど徐々に文が組み立てられるようになり、自然としゃべれるようになってきます。しかも、僕の場合はフィリピン人の先生でしたが、外国人とのリアル英会話なので、「あーはー」とかいう相槌まで自然とうてるようになってしまう。恐るべし。
結局半年くらい続けた結果、「こーきたら、こーくる」というのが自然と身についているので、TOEICの問題はなんとなく解けるようになります。(ただし、事前に過去問は何度か解いておくべし)
(2) 会話形式の本を暗記するまで繰り返す読む
会話形式の本というのがポイント。これも「こうきたらこうくる、んで、こう返す」を自然と習得するのに必須です。オンライン英会話と同時期に、
・通勤時間には本に添付されていたCDを聞き、
・風呂では毎日声に出して読む
これを本を全部暗記するまで繰り返します。オンライン英会話とこれはセットでやるのが一番効果的です。なぜなら、本で学んだことを、オンライン英会話で実践できるからです。
ちなみに僕が擦り切れるまで読んだ本は、アルクの「究極のビジネス英語リスニング Vol.1」です。某日本の中小企業が、アメリカの大企業との超ビッグなディールを獲得し、グローバル企業に成長していくストーリーです。
(3) 英語の記事を読む
(1),(2)が習慣になってくると、英語を学ぶことが楽しくて仕方なくなってきます。今までも考えたこともなかったけど、英字新聞とか雑誌とか、BBCの記事とか読んでみたくなってきます。僕の場合は、日経の「NIKKEI ASIAN REVIEW」を購読していました。これよかったのが、毎日だと読むのに追いつかないけど、これは確か週刊の雑誌だったので、1週間持ち歩いて、通勤時間なんかに読むことができました。(実際はほとんど理解できてなかったかもしれないけど、とにかく英語に触れていることが楽しい。あとかっこいい!)
3. ターニングポイント
英語学習のターニングポイントになった出来事をいくつか振り返りたいと思います。
・会社の後輩で、仲の良い友人にネパール人のシャルマというやつがいるんです。そいつ日本語ペラペラなんですが、ある時シャルマがつぶやきました「言語習得は、やり方次第で歩くと飛行機乗るのの違いくらい差がありますよ。日本人って言語習得下手ですねー。」といいました。なにお!と思いましたが、シャルマが確信するに、とにかく会話形式の本を暗記するまで繰り返し練習しろとのこと。これ、2.(2)で書いたやつです。シャルマ曰く、NHKの本がいちばんいいらしいです。
・オンライン英会話を1週間くらい続けたときです。英語がそもそもしゃべれないわけだし、文法もそんなにわからないわけなので、当然先生のいっていることも理解できない、自分のいいたいことも伝えられないという状況が続いたわけですが、ある時、自然と文が組み立てられた瞬間があったのを覚えています。to を使って文を繋げて、少し長い文章を作れたのです。小さなことですが、これがきっかけで文を作るこつを得たと思っています。
・1年くらいオンライン英会話を続けたときだったと思います。仕事でUKに1か月出張する機会を得ました。日本人の同僚数名と一緒に行ったのですが、ほかの人たちはそれほど英語が喋れない。なので日本人とつるみたがるという状況。なんかこの状況がとてももどかしかったのを覚えています。もっとグローバルに仕事ができるようなりたいと思い始めました。
4. 新しい言語を習得することの価値
数年前に会社のグローバル人材育成制度の一環で某大学で勉強する機会を得ました。家族と離れ寮生活で、講義もすべて英語です。寮は多国籍で、いろんな国からの人たと生活する環境です。この十数年ぶりの大学生活の中で、新しい言語を習得することの価値を考えました。
人工知能によって、より自然でスピーディな翻訳が可能になるため、今後言語習得の意味はなくなるということを確信している人が多くいると思います。
そんな中で、言語を習得することの意義、価値は何か?それはいろんな価値観の習得、つまり多様性の習得だと思っています。ある言語をしゃべる国では、橋を見て「強い」と形容します。一方別の言語では「美しい」と形容します。これは言語がその人の価値観に大きく影響を与えるという証拠だと思います。
少子高齢化社会が今後一層深刻化していくことが確定している日本では、継続した成長を実現するために生産性を劇的に向上させる必要があります。つまり、高度経済成長期から継続してきた、沢山の人が長時間働くことを前提とした工場生産型のモデルではなく、新たな価値を、少人数で、短時間で生み出すことができるクリエイティブなモデルにシフトする必要があります。新たな価値を生み出すためには、既存の価値観の枠に囚われていたのでは何も生み出せません。多様な価値観を受容するというのがとても重要なのです。
どうやったら多様性のある社会、組織を実現できるか。それは個人個人が多様な価値観を受容することです。どうやったら受容できるようになるのか。それは、言語含め、宗教、歴史など日本以外の多様な文化や価値観を勉強することです。だから、言語を習得することは単にコミュニケーションのツールとしてだけでなく、多様性受容の観点でもとても重要なことと考えるのです。
※多様性に関しては、別の記事でまとめていきます。
5. まとめ
まとめると、英語を最短で身につけるには、会話形式の本を暗記するまで読み(声に出して読むことも重要 電車内ではマスク着用すればバレない)、そしてオンラインレッスンで実践する、これを毎日繰り返すことだと思います。どんな言語でも使えると思います。
また新しい言語を学ぶことは、単なるコミュニケーションツールとしてだけではなく、凝り固まった自分自身の価値観や振る舞いをアップデートするというの点でも重要だという考えを共有しました。僕は英語を学び始めてから、例えば働き方、中でも特に会議での振る舞いが激変したと思います。英語は言いたいことを最初に言う言語(私はあなたを愛しています。、ではなく、I love..)ですから、会議でも自分の意見をきちんと率直に言えるようになりました。
この記事は僕がnoteで初めて投稿した記事です。このnoteが、新しい言語を習得するという素晴らしいチャレンジをされている方の一助になると嬉しいです!
参考
今おすすめのオンライン英会話はクラウティです。これ何がいいかと言うと、うちの場合は毎日25分一回のプランを申し込んでいます(4500円)が、娘(小学3年生)がやらない時は、僕や妻が使うというように、一つの契約をみんなでシェアできるのです。ちなみに、利用できる人数は6人まで。講師も問題ないと思います。不満な点は、予約が取りづらいところですかね。日曜は講師が少ないようで空きがないことが多いです。それ以外はなんとか予約はできています。
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