あやうい話。


オウムはインド風に偽装しているけど神vs獣の善悪二元論・終末論・ハルマゲドン・隣人愛でわかるように中身はキリスト教!オウム思想の中核は神智学(インド風キリスト教。創世記とギリシャ哲学の動物蔑視)の霊性進化論=神か獣かの善悪二元論+霊的カースト制度。神智学がユダヤ陰謀論=キリスト教の伝統を広めるのに協力。大田俊寛著『現代オカルトの根源』(ちくま新書)。「誠の神様はただ一柱」とする大本教は「天地の創造神」というキリスト教的な神を導入しつつも多神教の枠組みを一応維持していた平田派神学以上にキリスト教。 あなたがこの記事をいつ訪れているかは分かりませんがこの記事が投稿されてあまり日にちが立たない場合は危機感を味わえる文章でこ yomenainickname.blog.fc2.com

上記文抜粋・・・・・・・

大田俊寛『現代オカルトの根源──霊性進化論の光と闇』(2013年7月10日、ちくま新書)


・オウム思想の中核は神智学の霊性進化論=神か獣かの善悪二元論。
人間の霊魂は輪廻転生を繰返しながら経験を積み霊性のレベルを向上させ「神人」に近づいてゆく。
が、「獣人」へと退化・堕落する霊魂も存在する。
霊性の進化と退化という二元論で捉える図式を本書では「霊性進化論」と称する。

オウムにおいて顕著なように、霊性進化論は、
神に進化
VS
動物に堕落
の二つに一つという極端な二元論を生む。

(第三の選択肢が無いのが罠。
そもそも霊魂は実在するの?
どうやって証明するの?
輪廻の法則って実在するの?
どうやって証明するの?
原始仏教的な解決としては
「そんな確かめようがない形而上のことなんか気にすんな。確かめられる現実的なことに即して生きる方がいいよ」
なお、私は原始仏教寄りな思想ですが、それ以降の仏教も全否定はしません。
たとえ墓石や位牌が儒教のものであっても供養もお参りもします。

あと、作者はグノーシス思想の研究者でもあるので、オウムというかインド思想とグノーシスの共通点にひかれたのかも。梵我一如)

・麻原彰晃のオウム真理教の教義の根幹は単純な二元論。
神的存在=善。
動物的存在=悪。

霊性を高めて徐々に神的存在に近づいていゆく者と、
物質的次元に囚われて動物的存在に堕ちてゆく者の二つに人間は大別される。

人間の霊魂は不滅であり、輪廻転生を繰り返しつつ永遠に存続する。
また、行為はすべて業(カルマ)として霊魂のうちに蓄積される。人生の目的は良いカルマを積むことにより、自らの霊性を進化・向上させることにある。
霊性進化の為にはヨーガや師(グル)への帰依がなされ、超能力者や「超人類」、あるいは「神仙民族」と呼ばれる神的存在に進化することができる。そして「シャンバラ」や「真理国」という名称のユートピア国家を樹立することになる。

現在すべての人間が霊性進化の道を歩んでいるのではない。高次の霊性に目を向ける人はまれであり、物質主義的な価値観に染め上げられ現生の快楽に耽溺しているので、神への進化の道ではなく、動物への退化の道を歩んでいるのである。

(神への進化ってグノーシスっぽいです。動物化って退化なの?
動物のほうが幸せなんじゃないの?
霊性云々なんて考えることもないし。
創世記とギリシャ哲学の動物蔑視から卒業したら?)

多くの人々が動物化する背後には邪悪な組織がひそかに活動している。
麻原はその組織が「ユダヤ=フリーメーソン」と名指しした。ユダヤ人の秘密結社であるフリーメーソンは人々の意識を誘導し彼らを家畜として支配することをもくろんでいる。

(メイソンの構成員の大半はクリスチャンなのでキリスト教系結社です。ユダヤ人は実在しない単なる名札。
キリスト教=邪悪な組織の手先=オウム。


・・・・中略・・・・・

最終戦争=ハルマゲドンにおいては、「神的種族(神人)」と「動物的種族(獣人)」の対立が顕在化し、それぞれがこれまで積み上げてきた業(カルマ)に対する審判が下される。真理の護持者であるオウムは、最終戦争を生き抜くことによって、世界を支配する主流派を、動物的種族から神的種族へと「入れ替え」なければならない。

・オウム真理教のあらゆる活動の目的は「種の入れ替え」。
人類を救済するのではなく、「人類の種の入れ替え」=修行をせず悪業を積む大半の普通の人たちを滅ぼしてしまい、修行をして善業を積む者たちのみの国をつくること。

(キリスト教などのカルトによくある自分達「だけ」が救われるってやつ。
こいつらには「現状維持」の方が「救済」だという発想はない)

・・・・・・・中略・・・・・

核戦争抑止は救済ではなく、核戦争を利用して資本主義と社会主義の双方を崩壊させて、宗教的な国を作ることが真の救済。

(祭政一致の神権政治が目的。国教はオウム真理教。
宗教団体が祭政一致を目指すのは当然といえる。自分たちが一番上になる制度だから。
再生の為の破壊。創造の前に破壊あり。インド思想。キリスト教もヨハネ黙示録でわかるように、創造の為の破壊、再生の前に破壊あり。
大量殺戮こそが救済の代償)

・麻原は、現在の世界で人間は物質的豊かさの中に埋没し、
霊性=精神性の次元をないがしろにした結果、「動物化」していると語る。

“今の人間というのは、動物以下だと私は思っている。ものすごい数の生き物を殺していると。ものすごい数の嘘をついていると。一体どっちが救済として正しいんだと。(オウムの活動は)仏教的な行き方というよりも、むしろ救世主的な行き方というのかな、管理する側の行き方というか、そういう行き方になるだろう。つまり今の人間が動物化した以上、あるいは動物以下になった以上、それをコントロールしなきゃならない。”p.13

(動物化した人間を管理者としてコントロールって完全に支配層思想。
動物蔑視、動物=悪、人間は動物ではない、という思想は実に欧米的、キリスト教的。
創世記に人間は、人間以外の動物を支配させる為にゴッドが創造したとありますからね。
人間は超絶弱小動物であり、いらないことを考える猿であり、あまりにも弱過ぎて食い物が取れなかったので昔は共食いもしていた疑惑があります。
人間以外の動物のほうがよっぽど無駄なく完成された生き方をしていますよね。
なお、仏教では動物=悪ではなく一切衆生(全生物)が救われますので、オウムのどこが仏教的なんでしょうかね。
仏教なのにハルマゲドン?
隣人愛(人間限定)?
仏教では愛=執着=悪。愛憎を超えた慈悲=善。
どうみてもキリスト教なんですけど。
「ものすごい生き物を殺」すの悪なら、核戦争を利用=虐殺容認しているオウムも悪だろ。
あと嘘もつきまくっているよね。自己矛盾だよね。
あと、「行き方」じゃなくて「生き方」だと思うのですが。

それにしても二元論による操作は本当に凶悪ですね。


U (公式bot) ‏@wayofthewindbot
lanekota 支配する側も、されたがってる人たちも、二元論が好きですよね(笑) 二択を選ばされている時点でなめられてるんです。こちらから複数の提案をしてやれば、すぐに逃げ出しますよ。まっこうモグラさんは、それに近いことをやっておいででした。

lanekota ブラックホールに何かを吸い込ませたことすら人類はないはずなのに、その存在自体はあっさりと受け入れてしまう(笑) 人間の意識というもの自体が不可思議ですし、認識なんて錯覚だらけですしね。そのあたりを利用したのが魔術というやつなのかも。)


・霊性進化論は、ダーウィンの『種の起源』(1859年)が発表されて以降の世界、すなわち19世紀後半の欧米社会で誕生した。霊性進化論の源流はブラヴァッキー(1831~91)が創始した神智学(Theosophy)という宗教思想運動。

(重要なのは前述したように、キリスト教とギリシャ哲学のスサマジイ動物蔑視により、動物と人間は決して接続しない生まれに何の関係もないということが、西洋思想の大前提だったわけです。
だからこそ、進化論はキリスト教思想に衝撃を与え、新キリスト教の誕生を促しました。また、輪廻思想もインド植民地化などで盛んに触れる機会が増えたこともあるでしょう。
霊性進化論はカースト制度を霊性のレベルでやろうというものです。日本では学歴が典型的なカースト制度です。学歴がカースト制度なのは日本以外もですけど。
霊性のレベルが上がっていく云々はスウェーデンボルグの影響もあるでしょうね)

・ブラヴァッキーは世界各地を広範囲に転々としたさいに、当代の高名な霊媒であったダニエル・ダングラス・ヒュームの助手を務め、フリーメーソンと接触し、エリファス・レヴィの魔術を始めとするさまざまなオカルティズムやエソテリズム(秘教)の教義を学んだと言われる。
1873年にブラバッキーはアメリカのニューヨークに渡った。当時のアメリカではスピリチュアルの流行が再燃しており、彼女も霊媒のひとりとして活動した。
1874年にオルコットとブラヴァッキーは出会い意気投合し
1875年に心霊現象(心霊主義=スピリチュアリズム)を探究するための新しい科学を作り上げることを目的に「神智学協会」を設立する。その二年後の
1877年に『ヴェールをとったイシス』を公刊した。
1878年にニューヨークを離れてインドに渡り
1879年には神智学協会の本部をインドに移転させた。このころから神智学の理論には輪廻転生論や弥勒信仰などの影響が濃厚になる。
(イシスはエジプトの女神。クロウリーはホルスが新時代の王だと言っていて、そのホルスの母親がイシス。神智学ははじめはエジプト寄りだったのですがどんどんインド寄りになります。弥勒=ミール=ミトラ)

インドは1858年にはイギリスによって植民地化されている。
それとともにサンスクリット文献、教典の近代的研究も開始された。その成果は欧米の人々に対して「インドの神秘」への憧憬をかきたてることになった。
また、そうした研究から、ヨーロッパの諸文化や諸民族の起源がインドにあるとする、いわゆる「アーリアン学説」が生み出された。アーリアン学説は神智学の教義にも取り入れられ、「アーリヤ・サマージ」というヒンドゥー教改革団体と提携するなど、インドのナショナリズムや独立運動を後押しした。

(アーリア=高貴な。アーリアは形容詞。アーリア人=高貴な人=“有色人種の”貴族・支配層)

インドに移ったブラバッキーは、自らの思想が「大師(マスター)」や「マハトマ(偉大な魂)」と呼ばれる霊的熟達者に由来するという考えを明確化する。
ブラバッキーいわく大師は太古から伝わる崇高な知恵の保持者であり、彼らはチベットの奥地で「大白色同胞団(グレート・ホワイト・ブラザーフッド)」という名称の秘密結社を形成している。
ブラヴァッキーは超自然的な方法で彼らと交信できると称し、大師からの手紙(マハトマ書簡)を空中から取り出すという奇跡をしばしば実演して見せた。
神智学協会の本部にはマハトマ書簡を受取るための聖堂が設けられ、教会の活動は大師の指令に基づいて決定されるという体裁がとられた。

・・・・・中略・・・・

(進化論を提唱したのはダーウィンの祖父。
心霊主義や霊性進化論、輪廻を巡る不死の魂は、1859年『種の起源』によるキリスト教の神による人間の創造の否定・猿から進化しだけ=人間は出自もしょせん獣、動物には魂が無いから人間とは別物なんて嘘、という結論への対策でもあったのです。

私の思想は仏教寄り。あくまで寄り。特に原始仏教寄り。でも大乗仏教の空の概念を重視。絶対的存在の完全否定だから重要。
仏教寄りなのですが輪廻転生、生まれ変わりについては無記=確証が得られるまで否定も肯定もしないの姿勢です。
輪廻転生思想ってすごく怖いんですよ。単独だと大丈夫だと思うのですが、カースト制度と結びついた途端に凶悪な洗脳支配ツールになります。
下層階級の人が
「なぜこんなに下層で苦しまないといけないんだ!」
と言ったとします。
その人に対してバラモン僧が
「それはあなたが前世で悪いことをしたせいだよ。今度こそは上層に生まれ変われるように頑張ったらいいじゃないか」と言ったことは、恐らくはあるでしょうね。
輪廻転生を階層制を我慢させる為に利用しているのです。今の生活が悪い原因が前世なのですから現世ではどうしようもありません。よって現状に妥協して諦めさせることができる、悪質極まりない組み合わせです。
宗教は大衆に貧乏を我慢させる嘘だということを示す典型例ですな。
インドは未だこのバラモン教製の凶悪システムから脱しきれておりません。

猿から人間への進化を示す骨が見つからない云々に対しては、
そもそも猿が突然変異で退化したのが人間だという説を紹介しておきます。


・・・・・・・・中略・・・


(菊池 ‏@kikuchi_8 12月3日
9) 仏教が心を自制し、整え、調整するという極めて理にかなったシンプルなものであるのに対し、グノーシスはデミウルゴスという悪神が作った物質界=悪、善神 に由来する霊魂=善→物質界からの霊魂の脱却=救済という仰々しい神話的形而上学を語る。神智学徒はこの類と仏教を意図的に混同させる。)


SDによれば、進化に関する七つの周期のうち、地球に霊が誕生したのは、七周期のうちの第四期にあたる。そして七つの周期は、地球上での人類の進化でも反復される。すなわち、地球において人類は、七つの段階の「根幹人種(root race)」を経て進化してゆくのである。
人類を創ったのは、太陽神に命じられた七大天使である。
地球は最初に、自らの力のみによって生命体を作り出したが、それらは霊性を欠如させた半人半獣の怪物たちであった。太陽神と天使たちが創造に関与することで霊性を宿すことのできる人間の原型が作られたのである。

SDにおける七つの根幹人種root race
第一 「不滅の聖地」に発生(霊体のみ)
第二 ハイパーボリア人(霊体のみ)
第三 レムリア人
第四 アトランティス人
第五 アーリア人
第六 パーターラ人
第七 神人として聖地に回帰


地球における最初の人類、第一根幹人類は、北極近辺に存在する「不滅の聖地」に出現した。しかしその場所は不可視の非物質的領域であり、そこに現われた人間も天使によって与えられた「アストラル体(星気体)」という霊的身体を持つにすぎなかった。不滅の聖地は、地球における人類発祥の地であると同時に、人類が第七根幹人種にまで進化した際に再び回帰する場所とされる。

第二根幹人種、ハイパーボリア人はハイパーボリア大陸という極北の地に誕生した。ハイパーボリアとは、ギリシャ語で「北方の彼方」を意味する。それは光明に輝く伝説の地とされ、現在のグリーンランド周辺に位置すると考えられている。
第二根幹人種はエーテル体(生気体)という霊体を有し、分裂によって増殖する性質を備えていた。ハイパーボリア大陸は常春の地であったが、あるとき大規模な地殻変動が起こって極寒の冥府に変わり、それによって当時の人類のほとんどが死滅した。
しかし一部から
第三根幹人種、レムリア人に進化する者が現れた。第三根幹人種は当初は卵から生まれ、両性具有の存在であったが、やがて男性と女性に分化し、生殖行為と胎生によって子孫を増やすようになった。第三根幹人種であるレムリア人はアストラル体やエーテル体という霊的身体の他に、人類として初めて物質的身体を有していたのである。
レムリア人が住んでいた場所が、太平洋に存在していたレムリア大陸とされる。

レムリアの語源はキツネザル(レムール)。
1874年にイギリスの動物学者フィリップ・スクレーターがキツネザル(レムール)の世界的な分布を説明するため、かつてインド洋に存在していたと提唱した架空の大陸である。ドイツの著名な動物学者エルンスト・ヘッケルも懇切に同調し、ヘッケルはレムリア大陸を人類発祥の地と考えたが、大陸移動説により20世紀半ばに否定された。
ブラバッキーはレムリア大陸仮説の支持者であり、SDではレムリア大陸はインド洋ではなく太平洋に存在していたと記されている。

惑星霊に属する「光と知恵の子」と呼ばれる者たちは、レムリア人の身体を好ましく思い、その中に降下した。こうして地球に、高度な霊性の種子を有する人間たちが現われ、彼らは「大師(マスター)」の原型となる。
しかしこの段階において人類が或る程度の知性と自由を獲得したことは、悪への転落を生じさせる契機ともなた。「炎と暗い知恵の主」と呼ばれる者たちもまた人間の中に降下し、彼らはルシファーを始めとする「悪魔」の原型となった。
そのときレムリア大陸においては、動物の進化もまた哺乳類の段階に達しており、レムリア人と動物とのあいだでしばしば性行為が行われ、四足で這いまわる「ねじくれた赤毛の怪物たち」が生み出された。獣姦を犯した低劣な人類種族は悪しき業(カルマ)の見返りとして霊性を喪失し、動物の領域に転落していった。やがてレムリア大陸は火山の爆発によって海中に没した。


(哺乳類の方が~類よりも優れているという思想自体が真理から離れているんじゃないの?
キリスト教の根本思想の一つが動物蔑視。
進化論=人間の祖先は猿という獣なのがよほど気にいらないようです。

神智学の人類発祥の地が北極あたりで創造主が宇宙意志「ロゴス」と天使=宇宙人だという思想は、人類アフリカ起源説=最初の人間は黒人説=科学重視を否定するのに非常に都合がよいです。
新約聖書でゴッド=言葉=ロゴスとありますからね。
要は、聖書の創造説の変形。
聖書原理主義の白人至上主義者が猿から進化した黒い最初の人類説を否定する為に聖書の唯一神による創造説を絶対視します。

根源人種(理論篇)
http://uyopedia.a.freewiki.in/index.php/%E6%A0%B9%E6%BA%90%E4%BA%BA%E7%A8%AE%EF%BC%88%E7%90%86%E8%AB%96%E7%AF%87%EF%BC%89

“ブラヴァツキーは仏教などの東洋思想や当時のSF小説などを素材にして「神智学」を創作した。その中で幻想的な根源人種の世界を語った。
• 最初の人類
アストラル体までしかなく、巨大で目に見えない卵形の霊的存在。アメーバのような分裂生殖をしていた。
• 第二人類(ハイパーボリア人)
エーテル体までしかなく(つまり肉体がなく目に見えない)。ハイパーボリア(かつて北極にあった大陸)に住んでいた。レムリアの隆盛の影で衰退していった。(注:ハイパーボリアとは「ヒュペルボレイオス」の英語訛り。ギリシア神話で北の果ての地。ヒュペルボレウス人はそこで平和に暮らしていたという。)
• 第三人類(レムリア人)
類人猿。(初期には両性具有でクラゲのような体をしていたが、次第に男女に分かれた)。レムリア大陸に巨大帝国を築いた。
レムリア大陸は今から6000万年前から4000万年前に海中深く沈んだが一部のレムリア人たちは逃げてエジプト人やインカ人の始祖となった。その子孫は現在のオーストラリア原住民やアフリカのホッテントット。
• 第四人類(アトランティス人)
現在のわれわれと同じ姿をしておりすぐれた霊能力をもち、巨大な石造都市を建設した。が、黒魔術の乱用によってひき起こされた大洪水によって大陸は沈没、絶滅に瀕した。月の光の色をした人種は絶え、生き残りが次の第五人種の祖となった。
彼らとレムリア人の生き残りが混血して生まれた種族の子孫が現在の北米先住民。
• 現在の人類(現生人類)
現在の現生人類はアトランティス人なきあとの第5根源人種にあたる。
我々が滅びたあとに2種類の人種が出現する。
• 未来の人類
北米で誕生して新しい文明を築く。
• 最後の人類
南米で歴史を創る。最後は地球から生命が消え人類は地球を去り水星に移住する。
ブラヴァツキーの根源人種説は、基本的には妄想か創作にすぎないので、その細部をいちいち真に受ける必要はないが、世界を理解するための発想は秀逸であり、直感としては正しいといえる。

ヒュペルボレイオス
“ヒュペルボレイオス(Hyperboreios)は「北風(ボレアス)の彼方に住む人々」の意味で、ギリシア神話に登場する伝説上の民族。永遠の光に包まれ、幸福に満ち溢れた地で彼らは自由に空を飛び、平和に暮らしていたと伝えられている。
概要
太陽神アポロンを崇拝する民族として知られ、彼らの住む国は一種の理想郷と捉えられていた。アポロンは誕生の際にゼウスの命令に背き、白鳥の馬車に乗り、ヒュペルボレイオスの住む地にやってきたと言われる。“
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%B9

北方重視は、北欧に金髪碧眼が多いからですよ。だからナチスとナチスの残党=アメリカの白人至上主義陣営が主張するのです。

トゥーレ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AC
“トゥーレ(ギリシャ語: Θούλη, ラテン文字表記は様々ある: Thile, Tile, Tilla, Toolee, Tylen, Thula, Thyle, Thylee, Thila, Tila など)は、古典文学の中で語られる伝説の地で、通常は島である。古代ヨーロッパの説明や地図によれば、トゥーレは遥か北、しばしばアイスランドの[1]、恐らくはオークニー諸島、シェトランド諸島、スカンジナビアにあると、また中世後期やルネサンス期にはアイスランドやグリーンランドにあると考えられていた。
(…)
「アーリア人のトゥーレ」
ナチ神秘主義者は、トゥーレやヒュペルボレイオスがアーリア人の古代起源だと信じていた。これは19世紀にコーネリアス・オーヴァー・ド・リンデンにより「発見」されたフリジア語の原稿『 Oera Linda Book 』にまつわる噂から始まったものである。原稿は1933年にドイツ語に翻訳され、ハインリッヒ・ヒムラーに支持された。この原稿は、言語学的に見ても文化人類学的に見ても、間違いなくまがい物である。伝統主義派の解説者ルネ・ゲノンは、「創始の部分だけ」トゥーレの存在を信じた。
紋章によれば、トゥーレ協会は1919年に設立されている。協会は、ドイツ労働者党(DAP)、のちの国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP、ナチ党)に深いかかわりがあった。設立メンバー3人の一人が、アドルフ・ヨーゼフ・ランツ(自 称ランツ・フォン・リーベンフェルト)(1874–1954)である。リーベンフェルトの自伝 ("Der Mann, der Hitler die Ideen gab", ミュンヘン 1985) で、著者のウィルヘルム・ダーム(ウィーンの医者)は次のように記している。「トゥーレ協会の名は、神話のトゥーレ、つまり消滅文化である北欧のアトランティスからとった。トゥーレに住む超人の民族は、魔力を通じて宇宙と繋がっていた。彼らは20世紀をはるかに上回る精神的・技術的パワーを持っていた。この知識をもって祖国を救い、新しく北欧・アーリア・アトランティックの民族を生み出さなければならない。新しいメサイアが現われて、人々を目的地へと導くだろう。」”)


第四根幹人種、アトランティス人は、哲学者プラトンが論じた伝説の地アトランティスで発展したとされる。ブラバッキーがSDを執筆していたころ、アメリカの政治家イグネイシャス・ドネリーが著した『アトランティス――大洪水前の世界』(1882年)がベストセラーとなっており、ブラバッキーも影響されたと思われる。
アトランティス人において、人間は動物から明確に一線を画するようになり、言葉を話始めた。アトラティスでは光と知恵の子に由来する優れた人間が王となり、巨大な都市が建設され、科学と芸術を高度に発達させたという。
第三根幹人種のレムリア人の時代において発生した善と悪の対立、光の勢力と闇の勢力の対立は、第四根幹人種でも継続され反復された。
光と知恵の子に従う人間は自らの本性が神人であることを感得して光の子に変容したが、
逆に、炎と暗い知恵の主に従う者は、物質性の領域へ沈み込んで闇の子と化した。ヨハネ黙示録にあるミカエルとサタン(巨大な竜、全世界を惑わす年を経た蛇)の闘争は、SDによれば人間のあいだの光の子と闇の子の対立を表現してるとする
闇の子は巨大で野卑な肉体を有し、美しい女たちを見つけては凌辱した。この出来事を書いたのが創世記に登場する巨人「ネフィリム」だとされる
その行為によって人間、アトランティス人はより低次元の物質的存在に堕落してしまった。
第四根幹人種、アトランティス人は額に第三の眼を持ち、テレパシーによって意志を伝達できたが、その能力も次第に失われた。アトランティスは大洪水によって沈没し、巨人たちもそのときに滅びた。

(アトランティスだって元ネタはプラトン。ここでもプラトン。
神智学は聖書を完全否定しない点も重要。キリスト教神学の作り直しとも言える。

・・・・・・・・抜粋終わり


精神性が高いとか低いとか、って使いがちだが、それは危うい話。

下手すると「霊的進化論」的な「カルト・魔道」への行く。


アンジャッシュの渡部さんが、芸能活動休止する少し前から

「俺とはクラスが違うんだよ」

て妙な「選民的意識」を見せてた。

やくざと仲良しの島田紳助さんも、芸能界引退の少し前に出した本で

「あの人らは{礼儀知らずなので}人間界はじめてだな~」

とかH数子や霊性進化論的な考えだった。


「たぶんこれは危ないな・・・」

と思っていたら、案の定、二人とも辞める羽目になった。

て、まあ芸能界という魔界に近いところは、辞めて良かったのだろうけど・・・。


「大衆はアホや」って言っていると、そういう「無知さ」と傲慢さが、自分を愚かにして滅ぼす。



以前ある人から紹介された結構「見えている人」が、霊性進化論的なことを得々と話すの聞いて

「そりゃ、魔道に落ちかねないから気をつけてね」

と答えた。

9・11の詐欺を見抜く人だから、かなり見えている{オカルト的にも・社会をリアルにも}のだけど、こういう「魔・間」に嵌ってしまう。


まあ一つは社会の「人文的レベル」が低いってこともあるのかな。


まあ、サンデル教授の意見だけど、東洋思想で儒家からみても

「そんな当たり前の事をいまさら言わないといけないのよね」

って感じ。


だいたい儒家の元祖の孔子さんの弟子の筆頭は、貧しくて食えない顔回だった。


仕事師の子路や、大商人の子貢も、顔回を「偉いは~」というしかないって感じだったし。



成功したら、偉い て訳でもない。

「高潔だからすごい」 てのでもない。


なんというか、

参考

 縁起とは、すべての事柄は関連性の中にあり、それ自体とか自己というものはないという考えである。例えば、野球選手が大活躍していれば、多くの人はその人の努力と才能によるものと考えるが、仏教では異なる。縁起の思想の元では、活躍できたのは良いコーチに教えてもらったから、才能があるのは両親の遺伝で強い肉体を受け継いだから、努力が続いたのは自由に野球ができる安定した社会に生まれたからなど、努力と才能の内容を分解していくことで、その人の行ったことは何もないという結論に至るのである。

てこともあるし


私が思うに、仮に「精神性が高い」とか「賢い」人は、すべての人と平等に接することができる人であると思う。

参考 これが一番手っ取り早いので

賢者は、暗君に会えば山野に隠れ、名君に会えば出て来て君主を補佐するが、劉秀に会えば賢者も一個の自由な人間に立ち戻り、行くも来るも自在となる。聖王の政治は「野に遺賢なし(賢者はすべて君主に仕えるので民間で遊んでいたりしないということ)」とされるのに、劉秀の時代には野にも遺賢があふれていた。それは劉秀が人間の貴賤、年齢、性別などを一切気にしない徹底した平等思想を持っていたからである。長い中国史の中でも、賢者に無視されることで賞賛されるのは劉秀一人であろう。


平等思想の源泉・戦場とユーモア
 こうした劉秀の平等観はどこからきたのか。
 一つは戦場である。戦場では皇帝といえども将軍に従わなければならないとされているのだ。皇帝であるより、将軍として戦場に生きた劉秀は、法律に将軍の姿を見て、そこに万人が従わなければならないと考えたのかもしれない。
 優れた将軍は兵と同じ待遇でなければならないとされる。食事も兵士と同じでなくてはならず、すべての兵士が休むまで休んではならないのだ。そしてその通りに、皇帝でありながら兵士と同じく自ら武器を取って戦ったのが劉秀である。皇帝であるよりもまず将軍として生きた劉秀は、平等であることこそが人の能力を最大に発揮できることを知っていたのである。
 またこれは劉秀自身の天性も関係する。ジョークを好む劉秀であるが、ジョークというものは、言う人間と聞いて笑う人間が平等であることを前提とした行為だからである。怖い上司のジョークでは追従して笑うことしかできないし、ネタにされた人間が反論できない場合も、ジョークは嫌がらせや皮肉になってしまう。ジョークを心から楽しむためには話す相手と対等でなければならないのである。劉秀にとっては、自らが楽しく生きるため万民は平等でなければならないのである。


・・・・抜粋終わり


まあズボラですけど。


そういえば、王陽明もこのようなことを言っているよな。


孔子が、自分の知識をひけらかしたら、その男は嫌がって去って行っただろう。
そうせずに、その男の判断力・良知を尊重して、隅々まで検討したから、その男も悟るところがあったのだ。


本当に「精神性」なり「知性」が高い人は、人を馬鹿にしないし、差別も市内。

階層をつけて、人間を「序列わけ」「区分」することはない。


それができない「半端」な「賢いつもり」の人たちが

「霊性進化論」「あいつは劣った生まれ・おれは選ばれた人間」


てなる。

と、ある意味でそのせっかくの積んできたと思われる知性も精神性も、溝に落としてそこで死に至る安穏に耽溺する。


勿体ないよね・・・


まあ私も大概の愚か者なので、それに用心して、行きたいね・・・・





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