漢字の正しい書き順。ってそもそも無い。

日本語教師の独り言
学校で習った漢字の筆順は世代によって若干異なる。私よりちょっと先輩の皆さんは「必」という漢字は「心」を書いてから「ノ」を書き足すと習っているので、市民大学の講師とかに招かれた時は「あの先生方筆順間違ってる」と思われないようにわざと旧筆順で板書することもある。

— 高崎正風 (@sunrise108max) June 7, 2022

正しい「漢字」の書き順。って基本的には、存在しないみたい。

空海の「真言七祖像の賛文」の飛白体の、書き順が、はっきり言って、今の「学校教育」の書き順と比べたら、滅茶苦茶。

でもそれでも、ちゃんした字で、今でも高い評価だ。

で、書き順は、「書きやすく、見えやすい順番」

で、一応今は「硬筆で書きやすい」のを基準に、文科省～国家が決めているけど、

それが本当に昔からの漢字発祥からの書き方とは言えないのでは。

第一さ、篆書や隷書での、今の漢字の書き順って如何なの？とか、

毛筆や、飛白を書くためのスポンジ状の筆では、如何なの？

て、話。

そう考えると、「正しい書き方」とか、本当によくわからんし、

「教科書や、テキストが、絶対に正しい」ってわけではない。

てことが、日々使ってる、「漢字」からすら、告白されているのだよね。

面白いよね。