知らないことを偉そうに言うなよ

最近"Kazu Languages"というYouTubeチャンネルを発見して全部ではないけれど、結構な数の動画を見た。Kazumaさんという人がオンラインで様々な人(海外の人)と話していくというチャンネルだ。
知ってる人は分かると思うけど、このkazumaさん多言語話者で今ネットで調べたら12か国語を話せるらしい。今でもたくさんの言語を勉強しているらしいので今現在私がこの記事を書いている瞬間も新しい言語を勉強していてもっとたくさんの数の言語を喋れるようになっているかもしれないが。いや~すごいですよね。私なんかこうやって母国語の日本語で文章を書くのだってままならない感じなのにこんなにたくさんの言葉を喋れる人がいるなんて。
ここまで書いた情報だけでもすごいということはわかると思うけれど私がさらにすごいと思ったところを書いていきます。
まず、kazumaさんが日本人だということ。どういうこと?と思うかもしれないけれど、海外の方で多言語話者だという人は少なくない。というよりバイリンガルの人なんてたっくさんいるということは知っている人も多いと思うけれど、3か国語以上話す人も少ない数ではあるが聞いたことも多いと思う。以前TEDに出ていたTim Doner氏などは20か国語以上喋るとして有名だと思う。10か国語以上喋る人はかなりめずらしいと思うが4か国語や5か国語くらい喋る人はたまに耳にする。私自身何人か耳にしたことがある。しかし、そういった方は日本人ではほとんどない。そういった方たちは様々な国のバックボーンを持つ海外の方が多い気がするし、ヨーロッパの言語では似ている言語や同じ語源を持つ言語が多いためやっぱり海外の方が多い。日本人は言語といえば日本語と英語以外は馴染みが薄い方が多いなか、日本人としてkazumaさんがたくさんの言葉を喋れるのはすごいことだと思う。
さらにkazumaさんがすごいと思うのがただ色んな言語を喋れるだけでなく、様々な国の文化の知識を持っているということだ。それぞれの言語圏の人々や文化に対してリスペクトを持っている姿勢が私には感じられてとても尊敬します。私の乏しい知識量の範囲外にある海外の国の名産物や有名な食べ物の話をその国の方とその国の言語でお話していることも少なくない。その国の言葉を勉強するということはその国の文化を勉強する、とも言われているけれどまさにそれを体現しているように見える。私も含めて多くの人達は世界にどんな国があるのかを知らない。それは仕方のないことなのかもしれないけれど、知らないということは興味がないということだ。つまりその国のことを知らないということはその国に興味がない。とても失礼に当たる。もちろん世界のすべての言語を習得することは出来ないし、すべての国の文化を知ることもほとんど不可能だろう。人間はすべての知識を手に入れることが出来ないし、この世の書物を全部読むことが出来ないように。でもだからといって知らないということに対して開きなおって堂々としているのもおかしな話ではあると思う。

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