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GONZO 正直であるということ。

独立系ジャーナリストの偏向がないウクライナ報と同時にジョニー·デップの元妻アンバーへの名誉毀損裁判を観ています。
後者を観るのは悪趣味かもですが、リアルな法廷劇ってあまり観る機会がないので。ベットの自分が寝る位置に人糞があった、ペット犬のだ、そうじゃないといったやりとりから、次第に元妻による暴力があきらかに。役者だしってのもありますが、ジョニデとはいえ苦悩を抱えた一人の繊細な人間であることが伝わります。
そして、こりゃだめだと感じたジョニーが家を飛び出すときに持ちだした大事なものが、マーロン·ブランドとの思い出の品と、ハンター·S·トンプソンにまつわるもの。ジョニーはたしか一億くらい使ってハンターの遺灰をロケットで宇宙に飛ばしたとか。
そして注目するウクライナジャーナリストグループの名がGONZO WAR PROJECT。GONZOこそハンターの報道スタイルの名で、それは取材対象に入り込むリアルな報道。ハンターはその報道スタイルさながら、破天荒なまでにある意味正直に生きた人で、その正直さにジョニーは惹かれたんだろうと想像します。
帰国した20代ジャーナリスト小西さんによると、ウクライナにおけるジャーナリズムはまるでスポーツ観戦のように報道すべき舞台が用意され、手厚く飲み物まで出され、ウクライナ政府に利用されかねないと感じたそう。先述のゴンゾジャーナリスト達は逃げまとうマリウポリの民衆と並走し真実の言葉を拾います。誰から逃げるのか?それはウクライナ軍=アゾフ大隊。彼ら一般人は人間の楯としてウクライナ軍に監禁されてたわけです。ロシア兵はロシア系ウクライナ人を撃てないから。
世界最大の核取引をした翌週に広島に来て核廃絶を誓い、イラク人のドローンによる暗殺命令を出しまくったバラク·オバマへのノーベル賞授与のように、各国が平和に関する賞をゼレンスキーに授与する現代において、War Gonzo ジャーナリストこそが真のヒーローとして世界に求められています。そしてジョニデの真実も世界に知られて、彼の愛する息子達が学校でいじめられなくなりますように。
嘘っぱちの世界に正直さという光が射しますように。


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