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【人間関係論】T-UPの重要性

こんにちは。
YouTubeの準備が確実に進んでいます、たいしです(本日から平仮名表記です。どうでもいいですね)。
皆様の、そして薬に携わられる方にとって超!有益な内容にしますので、お楽しみくださいませ。

さて、本日より「人間関係論」と題して、日常で意識すると人付き合いが楽になる考え方やスキルをご紹介していきたいと思います。

私事ですが、
学生時代はサークルの部長としてひた走り
社会人では外回りの業務で様々な職種の方と関わり
社内では3年目からマネジメント業務も担当して時には先輩方の相談に乗る等、
立場とシーンによってコミュニケーションを変えるよう意識してきました。

更にはマルチ紛いの副業も経験する機会があり、営業力や影響力について本を読み漁りました。
(※マルチに賛否両論あることは承知してます。現在は辞めたので皆様を勧誘することはありません)

結果として、真の意味でのコミュニケーション力が私の最大の強みと誇れるまでになりましたので、ぜひ少しでもお役立ていただけますと幸甚に存じます。

◆ABCは効果的な説明フォーマット

皆様、ABCという言葉を知っていますでしょうか。
ABCとは、A:Adviser、B:Bridge、C:Clientの形式で、A→Cに説明やアドバイスをする形式のことです。

マルチ商法ではウルトラオーソドックスな手法で、高校時代の友人や最近仲良くなった人から「いいビジネスを知っている人がいるから/○○について詳しい人がいるから紹介するよ」と誘われたら、間違いなくマルチ或いは何かの営業です。

人生何事も経験!と着いていってもいいですが、泥沼にだけはハマらぬようにお気をつけください。

話が剃れましたが、アドバイザー=Aさん(偉い人)にブリッジ=Bさん(仲介役)がクライアント=Cさん(話を聞く人)を紹介して行う、最低限の人数の説明会というイメージです。

◆T-UPは第三者のブランディング

T-UPとはBさんがAさんを持ち上げることで、Cさんに「Aさんに会いたい・話を聞きたい!」という気持ちにさせることです。

ゴルフにて、ティーペグ(ティー)でボールを持ち上げることで打ちやすくなるというところから来ています。

◆T-UPでイメージも効果も正反対に。超重要

「T-UPって、ただ偉い人を持ち上げるだけ?それ意味ある?」と思われた方も多いと思います。
それに関しては、オススメYouTuberのDr.ヒロさんが解説してくださっています。

動画にも解説がありますが、あなたがある足つぼマッサージ屋に行ったとします。
そこで受付の方に、
「こちらのマッサージ師は新人ですが、トレーニングもしたので多分大丈夫です」
と紹介されたとしましょう。
施術が始まると、異様な痛みが走ります。今まで受けたことのない痛みで、ギリギリ耐えられるレベルの痛みが続きます。

この状況であれば、恐らくあなたはこう思うのではないでしょうか。
「このマッサージ師はヤバイ!そんな奴を急に出してくるこの店はもっとヤバイ。もう絶対来るもんか」と。

これは、マッサージ師の技術が足りてないのではないのです。
マッサージ師を紹介する受付=Bさんの技術が明らかに足りていないのです。

では、受付=Bさんを超優秀な人物に変更してみましょう。
同じ場面で受付の方から、
「こちらのマッサージ師さんはすごく優秀で、常に予約が埋まっています。たまたまこの時間は空いておりましたので、30分のみですが施術をお楽しみください」
と紹介されたらどうでしょうか。

今まで感じたことのない異様な痛みにも「さすが一流のマッサージ師さんだなぁ〜」と思えるのではないでしょうか。
終わった後、心なしか体全体が軽くなったようにすら思えるかもしれません。

マッサージ師のスキルなんてひっくり返してしまうような絶大な威力を持つスキル、これがT-UPです。
このスキルを極めることが、如何に重要か分かっていただけたでしょうか。

◆T-UPにあたって3つのコツ

そんなT-UPを上手にするコツが、3つあります。
1つずつ、簡単に説明していきます。

①嘘をつかない
→信頼失墜に繋がるので、絶対に嘘だけは付かないでください。真実のみを使って、魅力的に映るように紹介するのがポイントです。

事実ベースであれば、多少盛っても大丈夫です。例えば、父親がプロ野球選手だったとして、少しだけ1軍の5番等で打っていたなら「父親は昔プロでクリーンアップだった」と言ってしまって問題ないです。

②言葉だけでなく、行動でも示す
→言葉で持ち上げてブランディングするのも重要ですが、行動を伴わせることでより強く影響を与えられます。
例えば、CさんをAさんに紹介する時、約束の30分前に集合して一緒にAさんを待つ、Aさんの飲み物を予め用意しておく、Aさんが来た際は立って挨拶する、上座にご案内するなど、
「Aさんから時間がもらえることは貴重で、気を使うのは当然」というスタンスを行動で示すことで、CさんもAさんに敬意を持つようになります。

③数字ではなく、リスペクトを伝える
→Aさんが築き上げてきた実績ももちろん効果的なのですが、何よりAさんの最大の魅力は、BさんのAさんに対するリスペクトです。

自分にどのような言葉をくれて、どのような影響を受けて、どのように変えてくれたのか、自分との関わりや思いを主軸に事前に話しておくと、Aさんがより魅力的に映りやすいです。

上記3つを抑えてT-UPすることで、Aさんの影響力を何倍にも増加させることができます。

◆ABCの注意点・BさんはBさんのままで

物事を伝達したり何かを営業するのに、ABCが超有用であることは分かっていただけたと思います。
そんなABCですが、絶対に注意すべき事項が一つだけあります。

それは「BさんがAさんになろうとしない」ことです。

Bさん=仲介役は、Aさんを立ててAさんの影響力を最大化するのが役割であって、Cさんに説明するのは担当の範疇から外れています。
しかし、人は教えたがる生き物。意識しないと、誰しもAさんになろうとしてしまうのです。

例えばマルチのABCの後、BさんがCさんにビジネスの仕組みについて説明したり、Aさんの説明に追加して何かを伝えてしまうと、Aさんの話の影響が薄まってしまいます。
Bさんはあくまで「Aさんの話めっちゃよかったな〜」のように話すだけに留め、Aさんの黒子に徹してください。

それが結果的に、Cさんに与える影響を最大化することに繋がります。

◆Bさんを極める=人生の成功者、の法則

今までマルチ商法をメインケースとして紹介してきましたが、Bさんの立場としてのT-UPのスキルは、人生様々な場面で用いることができます。

例えば教育。子供に何か教えようとしても、親の言うことなんて聞かないですよね。そこで、第三者を使います。
野球チームのコーチをT-UPして、「あのコーチはすごいよなぁ、プロになりたいなら絶対言うことを聞くべきだよな」と話しておくと、自然とコーチの言うことを聞くようになります。
さらに試合後に一言、あくまでBさんとして「見違えるように上手くなったな!やっぱりコーチの言うことは間違いないなあ」などと褒めたりすれば、より忠実に練習すること間違いなしです。
これは勉強も同様で、担任の先生をきちんとT-UPできていれば、子供は先生を尊敬するようになり、授業も真面目に聞くようになります。

別の場面だと、恋愛でも使えますよね。今度デートする場所や食べるご飯、プレゼントのブランドなどを自然にT-UPしておくことで、彼女の満足度は上がり、そんな時間を用意してくれるあなたの評価も上がります。
せっかく同じ時間を過ごすなら、楽しく過ごして欲しいですもんね。T-UPを有効活用しましょう。

◆まとめ

★ABCは、A:Adviser、B:Bridge、C:Clientの形式で、A→Cに説明やアドバイスをする形式のことです。
★T-UPは、BさんがAさんを持ち上げることで、Cさんに「Aさんに会いたい・話を聞きたい!」という気持ちにさせることです。
★T-UPの質によって、Aさんの影響がプラスにもマイナスにもなります。
★T-UPの際は、①嘘をつかない、②言葉だけでなく行動でも示す、③数字ではなくリスペクトを伝える、を意識しましょう。
★BさんがAさんになろうとしてはいけません。
★Bさんを極めることで、人生あらゆる場面で有効に影響力を操ることができます。

いかがでしたでしょうか。
コミュニケーションって奥が深いですよね。

T-UPは自分の周りの人を120%活かす技術です。
これをマスターすれば、周りから重宝される存在になれること間違いなしなので、明日からぜひお試しください。

サポートいただけますととても嬉しいです!!いつもありがとうございます。