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本当にどうでもいい話

料理中、小指についたトマトのヘタの切れ端が目について、

ああ、この世界のどこかの時代には、料理中に自分の糞が指についていることに気づいて、どうしようもなさを感じた人がひとりはいただろうし、これから先の未来にもひとりくらいはいるだろう。

というどうでもいいことが頭をよぎって、何度か反芻して、小指のヘタの切れ端を振り払い、フライパンに火をつけた。


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