「めんどくさい」に向き合う

わたしの2023年の目標は，
『めんどくさいことをやる』にしました．
この目標に至った経緯を書いていきます．

私が3年前まで所属していたオーケストラの定期演奏会が1週間前にあった．その演奏会のパンフに記載された指導の先生のコメントが印象に残っている．コメントの内容は，”サークル活動は「めんどくさい」ものである”と述べた上で，その「めんどくささ」を乗り越えて演奏会を迎えたサークル員に敬意を表するものだった．

私は3年間のオーケストラ経験からいい音楽の作り方について学んだ．いい音楽は，音の強弱，歌い方，音質，リズムなど様々な要素を正しく積み重ねた末に生まれる．一言で言えば，いい音楽を作る作業は「めんどくさい」．その「めんどくささ」に向き合うことで，いい音楽ができる．

私はこれは音楽に限った話ではないと思う．アプリ開発や研究活動など，世の中の様々な事象に当てはまることだと思う．最終的にアウトプットの価値を判断するのが人である以上，その「めんどくささ」は推し量られ評価される．

私も一人間である以上、私の中の「めんどくさい」はいいものを作るために必要な作業を見極めるセンサーとして働く．

私は今年一年「めんどくさい」と思ったことに熱心に取り組む．その取り組みを通じて，いいものを世の中に生み出していきたい．