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お化けの隣

8月27日に2nd digital Single「バケトナ」をリリースしました!

なので今回は少し歌詞についてお話しようと思います。(今更すぎてごめんね、、)

けどほんとはどんな曲でも聴く人の数だけ解釈があっていいと思ってるので補足程度にです!

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〝目覚めればもう袖の短い季節に腕を通す

忘れられたら昼の短い季節に眠りにつく 君のこと〟

まず曲冒頭の歌詞ですが、

袖の短い季節=夏

昼の短い季節=冬

を表していて、世間では毎年夏には怖い話やお化けの話題で盛り上がるのに冬にはめっきりそんな話はしなくなるなと思ったことからこの歌詞を書きました。また夏や冬など簡単で美しい言葉を遠回しに書いてみたかったこともあってこんな言い回しにしています。

〝亡霊にはきっと慣れないままだなんて言う霊
ついてない日に限って憑いていたり〟

次にBメロにあたる部分の歌詞ですが、この曲の幽霊は魂が成仏できずに残ってしまった亡霊というテーマなので、本人が亡霊になってしまったことを受け入れられていない様子を書きました。「ついてない日に限って憑いてたり」は、今日はついてなかったな〜って日をそれはきっと亡霊になった彼女のせいだ!ってしちゃう彼氏の子供っぽくて一途な喜びを表すためです。また言う霊と幽霊を音で掛けています。

〝こんな世界を救うのは掬えないものだったり
見えないから信じられることだと
至るところに居たことの忘れ物があってさ
取りにきてよ 思い出せぬ様に化けてね〟

世の中目に見えるものが全てじゃないと僕は考えていて、お化けという存在を信じてるとかそんなことではなく誰かが話した言葉や音楽もそうで形を持たないものに救われた経験がこれまで何度もあるからそんな意味を込めて書きました。

〝目覚めなくても起こる日々に少しは楽になるねと話しても怒らなかったのに離してしまう〟

朝学校に行きたくなくてズル休みした日や一日起き上がれなかった日でも時間は過ぎていってくれて、何もできなかったけど自分を生きてるだけで世界では1日が成立することに助けられる日が僕にはたまにあります。歌詞は実体験でないことが多いけれど自分が生きていく上で考えていることだけが詰まっていると思うし考え方に嘘はないです。

〝某霊がTVの中で息するみたいに棲みついてくれたっていいよ〟

某霊とは貞子の意味で書きました。

というかそれがやりたくてお化けの曲にしたまであります。(笑)

〝こんな願いに巣くうにはきっと退屈だから
期待も触れぬ気体 君と同じさ
叶えそびれた未来が恋しくなった時は
枕元で二人だけのバンケットナイト〟

こんな願い=自分の心に棲みついて欲しいこと

バンケット=婚礼

彼女が亡くなって結婚式を挙げることは出来なくなってしまったけど、それが恋しくて成仏できないなら深夜枕元で2人だけで結婚式しようよってことです。

〝透明の君は見つめてくれない
遠い目の君から気づいたのさ〟

亡霊になってしまったと思っていた彼女を見つめても焦点が合わないことから主人公が本当は自分が亡霊だったことに気づく場面。僕が歌詞という短い文章の中で挑戦したかったことです。ほんとはもっと違うばらし方をしたかったけどこの2行では難しくてMVに全てを託すことにしてこの歌詞を書きました!男気!

けどやっぱりまだまだ実力不足だったなと思います。

〝どうか描いた未来から成仏出来るようにと
上手く化かせたらいざ僕は消えよう
そうか願いも痛いなら付かず離れずもう往くよ
だから君はまた新しい僕と〟

この曲は男性目線であり、それが曲を通して変わることはないけれど、Dメロで彼氏と彼女の立場が変わるので最後のサビは自分が亡霊だと気づいた男性の歌詞になっています。

僕と書いてだれかと読むのは、生まれ変わった自分じゃない自分と彼女がまた出会って欲しいと願う主人公の気持ちを表しました。なんか優しくていいなって思います。自分で書いといて言うことじゃないけど。

そう約束出来たら主人公も安心して成仏できそうだしね。

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とこんな感じです。

これをきっかけにバケトナを聴く楽しみがみんなに増えたら嬉しいなって思います!

じゃあまたnoteで!




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