DTMのすゝめ
今日はDTMのお話をします。DTMとはDeskTopMusicの略でコンピューターを使って机上で音楽をするというものです。
私がマンドリンオーケストラに携わって疑問に思うことがいくつかあります。それは他の楽器をイメージして弾いてほしいという指示です。
例えば「ここは原曲ではフルートが担当しているから、息継ぎを表現して」「このメロディはオーボエをイメージして編曲しました。こもった音色で弾いてください」「全体的にパイプオルガンのイメージで弾いてください。音の途中で音量を大きくしないでください」
編曲者の意図という点では分からなくもないのですが、「そういう楽器のイメージを再現したいなら、フルートとかオーボエとかパイプオルガンを入れれば良いのでは?」と感じます。
もちろん物理的に不可能かもしれません。だからこそDTMをおススメするわけです。コンピューターで音楽を作れば特定の楽器を再現することは容易です。テンポ設定や音量も自由自在です。楽曲を編曲したいという方はDTM
をしてみれば良いのです。
ただそれでもオーケストラでやる意義ということも分かっています。それは人間同士で演奏することは、このうえなく楽しいということです。コンピュータ音源と合わせることも楽しいですが、人間と合わせる方が100倍楽しいです。それは認めます。だからお願いします。マンドリンオーケストラでの演奏表現で、他の楽器をイメージした指示を出さないでください。もしそれを言いたいならDTMでやってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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