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寄贈先取材企画① 

羽咋市在宅総合サービスステーションさん(以下ステーション)へ

入浴車の取材に行ってきました。


これは、ステーションさんから

「たった一人でも自宅での入浴を希望する方がいる限り訪問入浴サービスを提供したい」

との熱い思いを受けた入浴車と、聞いています。

生前の平 昭七が、在宅療養をお願いしていました。


次に私事で申し訳ないのですが、

羽咋診療所で22年間介護の仕事をしておりました。

その間に1級ヘルパー・介護福祉士・ケアマネージャーの資格を取得し

訪問介護サービス提供責任者や通所リハビリでのケアワーカー等に携わりました。


定年後平昭七記念財団の事務局のお手伝いをさせて頂くこととなり、

介護経験を財団の活動に生かせたらと考えています。


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さて入浴車の紹介です。

この機能は、分割式浴槽や給湯器、灯油タンク、給水ポンプ、排水ポンプ等の設備が完備されおり、灯油でお湯を沸かし、浴槽への給水を行うシステムで、浴槽のお湯を排水しながら常に新しいお湯を給水し入浴できるものでした。


車体は、以前普通車が一般的でしたが、羽咋の各地域の細い道を女性でも運転しやすくと、軽自動車を要望されたとのことです。


取材させて頂いた利用者さんからは、

「気持ちいいよ、ゆったりするわ、体温もあがるし、お湯もちゃんと調節してくれるし、いつも良いがんにしてくれる。どこも行かれんから来てくれて安心。」


訪問入浴スタッフの方々も、

「入浴車の導入により利用者の笑顔が増え、利用者さんの笑顔で疲れも吹き飛ぶと。」と


両者ともに爽やかな笑顔で、ステーションさんの思いが利用者さんに伝わり温かい心の循環を感じました。


現在は週に5日、10人の利用者が入浴車を利用しているとの事です。


自宅での入浴が、家族介助では、難しい方々にとって、この入浴車がお役に立てているかもしれません。

知り合いのケアマネに聞いたところによると、

羽咋市では、この入浴車が唯一であり、近隣では、七尾の事業所しかなく、

訪問入浴を希望する介護者は少ないとはいえ、

台数が少ない為、希望通りにサービスを提供出来ないケースもあるとのことでした。


今後、介護2025年問題等を考えると、

個別のニーズへの対応のためには訪問入浴は必要不可欠と思われますが現在の介護報酬などを考慮すると新しい入浴車を購入することが難しい状況であると思われます。


また、人口2万人程の自治体での高齢者問題・介護従事者不足はどうなって行くのでしょうか?


この取材で、利用者さん、介護者さんに、感想等のお聞かせ頂いた内容を寄稿致します。


次にどのような寄付が必要なのかを知る一端になったような気がします。

財団の主旨故平昭七の偉業を伝える活動とその広報をして参りますので、ご理解、ご協力をお願い致します。

   

                     公益財団法人 平昭七記念財団

                     事務局  牛ノ濱 真由美