無題

久しぶりに脳が溶けた。
時間もお金も溶けた。
いつもそうだ。
肝心なところでお前は失敗する。
誰もお前を愛さない。

最近は電車に乗ることが多い。
辺境の地に暮らす者として、
車を持っていない事は致命傷だ。
家から駅まで片道30分程をかけて
死んだ顔をして歩いている。
善良で慈悲深い同居人達は、
歩いて出かけようとする憐れな僕に
「乗せてくよ。」といつも
声を掛けてくれる。
しかし、僕もまた崇高で質実剛健な
好青年であるため、
その有り難いお誘いを丁重に断り
駅まで歩いていく。
心身を鍛えるために。
10回に1回くらいは断っている。
朝早い時、夜疲れた時は
遠慮なく乗せてもらう。
人は愚かで弱いのだ。
心身を鍛えて何になる。
時間は等しく有限なんだよ。
愚か者めが。

車を持っていた時は、
電車に乗る事がひどく億劫に感じられた。
車の中には、自由があった。
全ての人間が追い求めた自由が。
コンビニで買ったコーヒーを啜りながら
宇多田ヒカルをBGMに
ピッグスクイールする。
その瞬間だけは、生きていても良いんだと
思えた。
人種も国籍も超えて、ただ命があるままに
そこに存在している。
一度この感覚を覚えてしまっては、
もう電車の中には戻れない。
鳥籠の中の綺麗な鳥より、
誰よりも自由なカラスでいたい。
鈴蘭のテッペンとるためには
気合いが必要だからよ。
鳳仙?
強いよね。
序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。
でも、俺は負けないよ。
ゲン、源治達が躍動する華麗な喧嘩を、
みなさんに見てもらいたいね。

ここまで読んでもまだ分からないのか?
これは電車について話してるんじゃない。
俺の闘いの記録だ。
文脈というものが存在しない
この記事<<せかい>>で、
1日でも闘わなかった日なんてない。
顔も名前も知らないどこかの誰かが、
だからこそ全てを曝け出して
何かと闘ってる。
どこかでまた誰かが
共感したり、反論したり、
1人、また1人、全力でぶつかっていく。
それがインターネットのあるべき姿だろ。
それなのに俺はここで、
ケツの穴みてーな文章を身近な人間にだけ
見られてる。
全てが逆だ。
いや、対偶だ。
対偶が正しければ元の定義も正しい事が
証明される。
俺は自分自身を証明してみせる。
最初から、失うものなんかねーぞ。
おれも、あなたも、今一生懸命生きてる。
手抜きなんかしねーよ。
もうここで死んだって良いって思える時も、
救われた朝も、1人で泣きたい夜でさえも、
俺は口で抜いて欲しい。
出来れば乳首も舐めて欲しい。

周りを見渡せば、
丁寧な暮らしとか、ビジネスだとか、
そんな光り輝く眩しいタイトルが
ズラーリ並んでるよ。
明らかに浮いてるよ。
その中で俺はこのリリックを放ってる。
マイクロフォンからメッセージを届けてる。
このカルチャーに中指立ててんだ。
決してお金が無くて自分のブログを開設する
余裕がないからではない。
そんなのはせいぜい80%くらいの
些細な理由だ。
これがインターネットだろ。
これがパンクだろ。
誰か止めてくれよ。
それ黒歴史になるからやめときなって。
救われたいから祈ってんだろーが。
ここまで辿り着くまでに何度
気が狂いそうになったか、
思い出してみろ。
俺もお前も同じだよ。
同じ痛みを共有したいんだ。
一緒に生きよう。

バイビっ

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