第8節の振り返りvs長崎

バイウィーク前最後の試合の長崎戦の振り返りです。

完全にフィットした仙台のツインタワー

この試合はゲルン34得点、ブース18点で2人で52得点をたたき出します。しかもゲルンは合わせ、ブースはミスマッチを作ってからのポストアップなど完全な個人技頼みではなく、チームOFの中で点を取っていきました。にしてもブースがもはや精密機械。淡々とアウトサイドから得点していきます。この好調を維持できるかがカギになりそうです。

小林のよさ

この試合は後半の長崎のオールコートプレスに苦しめられました。そこで活躍したのが小林です。小林は青木や渡辺と比べると自分でボールを保持する時間が長いPGです。ボールキープ力が高くOFを落ち着けてくれました。ファールされてもフリースローを淡々と決め続け、長崎の反撃ムードを断ち切ってくれました。2戦目の怪我が心配です。

とめられない馬場・とめる馬場

2戦目は1戦目で抑えられた馬場にもっと点を取らせるためにスクリーンを使ってからのカッティングを増やしてきました。そして代名詞の速攻。この2つをファールで止めることが多かったです。仙台はG陣もF陣もスピードがあるタイプが苦手な印象です(大阪の鈴木、千葉の富樫、横浜の河村。まだ対戦していないけど多分三遠の佐々木も苦手)。ブースのファールのうち2つが馬場のファールドローンでした。これで3ピリ終盤の追い上げムードのときにブースがコートに立てなかったのが痛かったです。
 でも馬場の凄さをより感じたのはDFでした。スイッチしたときにビックマンを守るのがめちゃくちゃうまい。フィジカルが強いのもそうですが、ポストへエントリーするパスを入れさせない技術、スティールする反応速度がありました。ぜひヤンとかにこういうDFをできるようになってもらいたいです。

攻め気の荒谷

 第1戦はおとなしかった荒谷が2戦目はガンガン攻めてきました。1戦目は狩俣のファールトラブルでコートに入る場面が多く、PGとしてコントロールしなくてはという意識が強く出ているように感じました。2戦目はまず自分が攻めて、そこから展開するという意識を感じました。そして、明確に狩俣との違いを生んでいたのはポストプレーです。ポストからの得点だけでなく、そこからカッティングへの合わせなどサイズの利を生かしていました。これだけ1on1で打開する力を持ちつつ、パスを捌ける視野の広さがあるのは素晴らしいし、それを見抜いてPG転向させた長崎の目も素晴らしいです。

気を吐く阿部

2戦目は前半からビハインドの展開が続く中、阿部が攻守に奮闘しました。馬場のマークをしつつ、OFではドライブからシュートをねじ込み、スローインで虎視眈々とスティールを狙う(4スティール)。ただ長崎のマークも当然厳しく、シュートの確立はかなり低かったです(FG6/20)。バイウィーク明け、どんな阿部対策への対策を見せてくれるか楽しみです

まとめ

荒谷欲しかったなぁ(過去記事参照)

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