見出し画像

トイレのリフォームに最適なタイミングはいつ?

品川区二葉で創業して70年の建具屋「太明」です。

日々の家での生活の中で家族全員が一日に何回も使う場所が「トイレ」です。衛生的な意味でもトイレはいつでも快適で清潔な空間を保ちたい場所でもあります。

しかし家や設備の経年劣化、家族構成の都合などでリフォームを必要とする時期が来ます。

トイレのリフォームに最適なタイミングはいつなのでしょうか?
ケース別のリフォーム時期をそれぞれまとめてみました。


経年劣化で見るトイレのリフォーム時期

一般的な一軒家のリフォームのタイミングは、築25年~30年ぐらいと言われています。トイレの場合は毎日使う為、便器やタンクの経年劣化が激しく便器は15年、便座は10年程度を目安にすると良いとされています。


15年ほど経過すると便器の汚れが落ちにくくなったり、トイレが詰まりやすくなったり、便座にヒビが入ってくるケースなどもあります。
また、便器の見た目がきれいでも、タンク内のパッキンが消耗してタンクに水がたまりにくくなる、いつまでも水が流れっぱなしになる、などの不具合が続いたり、水を流すレバーが緩くなって水を流せないという事例もあります。


その場合はタンク内部や周辺部品の経年劣化が考えられるため、リフォームのタイミングと見てよいでしょう。
また水垢や石灰がこびりついてしまっている、ニオイが取れない場合も便器の劣化が考えられます。その場合もリフォームのタイミングとみていいでしょう。


「使いにくさ」から見るリフォーム時期

はじめは気にならなかったトイレの使い勝手も、年数を重ねるうちに不満を持つようになってしまうものです。

手洗いの場所が狭く感じる、トイレットペーパーや掃除道具などの収納場所がない、狭くて掃除がしにくいなどです。
トイレの狭さはタンクの大きさに影響するものですが、狭さを解消する為にタンクのないタンクレスの便器にして場所を確保するという手法もあります。

タンクがない分、収納場所の確保にあたったり、ゆったりとした空間のトイレにリフォームできるのです。
タンクレスのトイレにできない場合は、掃除のしやすいタイプの便器にしたり、汚れにくい壁材などを使用する方法もあります。

建材業界は日々進化していますので、形だけでない「使い勝手のいい」便器や素材が出回った時や、新機能を搭載した便座など、自分の好きなトイレにしたい、と思った時にリフォームを決意することもまた選択肢の一つです。


家族構成から見るトイレのリフォーム時期

結婚や出産、または年老いた肉親を引き取るなど家族が増えた場合もまた、トイレリフォームのタイミングです。

家族が増える場合は単純に考えて使用頻度が増えるので、便器のタイプやトイレの広さなどを考慮に入れたリフォームをする必要があります。
また、家族に手助けの必要な高齢者が増えた場合、また介護になった場合もリフォームが必要です。手すりをつけたり、ドアの段差をなくしたり、
便座ウォームをつけたりなど、使用する人も介助する人も苦労なくトイレを使えるリフォームをしましょう。

古い家の場合は和式トイレから洋式トイレのリフォームをするケースもあります。シニア層は和式トイレにこだわる人もいますが、足腰が弱った人に和式トイレはお勧めできません。
トイレから立ちあがる時も立ち眩みなどで転倒する事もあるので、何か起こる前にリフォームしましょう。

洋式の便器を選ぶ時も座った時にちょうどいい便器を選ばなければ、立ち上がった際の転倒やそれによるけがの原因にもなります。
家族の為にトイレのリフォームをする際は、快適に使えるばかりでなく安全に使える事も考慮に入れてください。


リフォームでなく修理で済む場合もある

家を建ててから7~8年ほどでリフォーム時期ではないけれど、タンクの水のたまりがよくなかったり、手洗い場の水が出ない、など、深刻ではないけれど使い勝手に支障が出る不具合が発生する場合もあります。
その時はリフォームではなく、まずは「修理」の方向で考えると良いでしょう。

修理の場合、トイレの水回り専門に設備を行う業者か、ホームセンターなどで問合せすることをお勧めします。
その場合はまだリフォームのタイミングではなく、部品の交換で済んだり、軽い修理で済む可能性の方が高くなります。

修理を依頼したついでに、水回りなどもチェックしもらい、いつぐらいにリフォームしたらいいかの目安を相談してみてもよいでしょう。


トイレのリフォームに最適なタイミングのまとめ

トイレのリフォームをするタイミングは、設備の経年劣化や家族の事情など家庭ごとにケースバイケースとなります。
毎日快適に使いたいトイレだからこそ、タンクの故障や水漏れなど、ある日突然使えなる、なんてことは避けねばなりません。
普段からキレイに掃除をして清潔さを保ち、故障にすぐ気づくことができるようにトイレのコンディションを確認しておくように心がけておくと
トイレのリフォームの最適なタイミングが分かりやすくなります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?