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ママ友図鑑

ママ友図鑑は、「もしこういう人が私のママ友にいたら、たぶんこんな人」という妄想を書き連ねたプロファイリング図鑑だ。
ブログとInstagramで3年間(とおまけの2年間)、私の妄想上のママ友をつらつらと65人も紹介してきた。
でもそのなかに実在するママ友はひとりもいない。
そもそも私にはママ友がほとんどいない。
挨拶をかわせるようなママの知り合いはたくさんいるが、コストコに行って買ってきたものをシェアできるようなママ友がひとりもいないのだ。

だから、もしネットでよく聞くこんなママがママ友だったらどんな風だろう?こんなママ友が実在したらどんな付き合いができるだろう?と私は妄想上のママ友と向き合い、妄想上のママ友ランチに行き、対話し、妄想上で付き合いを重ねながらプロファイリングを続けてきた。
フツーの友だちとはちがって、保護者としての付き合いもあるから色々我慢して付き合わなきゃいけない時もあるし(妄想だけど)、子どもの友だちとの兼ね合いとか学校とか園とかでトラブルやゴタゴタもあったりするし(妄想だけど)、ちょっと苦手なママ友でもいいところも見つけ出して付き合っていくのが理想的だ。(妄想だけどね)

自分のママ友としてあくまでもフラットに、好意的に、悪口にならないように忖度しながら分析・紹介してきたつもりだ。どんなママ友でも私のママ友なのである。でもその忖度する相手はひとりも実在していないのだ。狂気の沙汰ではない。

時々、「こんな風に、他人を観察して揶揄するなんて悪趣味だ!個人情報の侵害だ!」などとひどく怒られることもあった。「でも誰ひとりも実在していないんですよ」と言ったらその人はコメントもアカウントも削除して消えてしまった。ごめんなさい。

時には「この人、私のママ友にいます!」とか「これはほぼ私のことが書いてあります」とか「この人この前見ました」と言われることもあった。なんということでしょう。私の妄想上のママ友が実在するなんて。とても驚きだった。でも「私のママ友の悪口言うのはやめてもらってもいいですか?妄想だけど私のママ友なんですよね」と言ったらみんな黙ってしまった。ごめんなさい。意味がわからないですよね。

なんのためにやっているのか、何がおもしろくてみんなが読んでくれてるのか、いっさいわからないままここまできましたがとりあえず創作大賞に応募してみます。

#創作大賞2022

私にサポートいただきましてもビール代に消えるだけかと思います。ごめんなさいね。でも旨いビールが飲めたらまた新しい記事を更新するかもしれませんね。