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乳首が死ぬ

未だ末っ子に授乳している。
1歳4か月。上下4本づつの歯は生えそろい、その奥の歯も生えてきている。
授乳においての歯は恐怖の対象になる。
そう。噛むのだ。

末っ子は乳首に対する敬意がない。
我々が蛇口を撚れば水が出ることが当たり前だと思っているように、吸えば乳が出てくるものと思っている。
扱いも雑だ。
石原裕次郎さんのモノマネでお馴染みのゆうたろうさんがサングラスをピッと外す様に乳首をピッと外す。
痛い。

更には吸っていない方の乳首で手遊びをするのだ。
昭和っ子にはお馴染みのようかいけむりで遊ぶ時の様に親指と人差し指で擦り潰す。
吊り革よろしく全体重をかけて伸ばしにかかってくることもある。
痛い。

添え乳をしているので寝ながらも乳を吸う。
寝たと思って引っこ抜くと起きる。
テレビを観ながら寝落ちした人のテレビを消すと「観てるのに!」と立腹されるあの現象に似ている。
痛い。

授乳はつらいよ。
授乳者諸君!
稼ぐに追いつく貧乏なし、か?
結構、結構、結構毛だらけ、ネコ灰だらけ
尻(しり)の周りはクソだらけ、か!

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