コンビニコーヒー
オードリーのオールナイトニッポンで、若林さんがコンビニコーヒーを頼むのに困ったという話をしていた。あの話はとても生意気ながら共感させていただいた。私もつい最近までコンビニコーヒーの頼み方がまったくもってわからない人間だった。
飲みたいな→でも頼み方わからないな→今日はこの辺にしておこう
の繰り返しである。情けない。
また自分よりも一回りも二回りも年齢が上の店員さんに、「大学生のくせにコンビニのコーヒーなんか飲んじゃって。私が大学生の頃は一生懸命バイトして学費を…」とお叱りをいただきそうであり、これもまた一つの壁である。
一人では無理だ。そうだ、友達と行こう。
このような経緯で私の大学の友達U君とミニストップに足を運んだ。U君はセブンイレブンではアイスコーヒーは冷凍のコーナーのところに氷入りのカップがあり、それをレジに持っていくという有力な情報を提供してくれた。これは心強い。情報、そして経験者を抱えている時点で我々の勝利は決定している。
鼻息を荒くしながら冷凍のコーナーに胸を張って足を運ぶ。だがそこに氷入りのカップはなかった。
なぜだ。なぜない。事前の情報多は全く違う現実が目の前にはあった。急いでU君のほうを見ると驚きを隠せない表情している。しまった、これはまずい。
いったん外に出て作戦会議(ネットで調べる)を開いた。すると驚きの事実が判明した。
セブンイレブンとミニストップでは頼み方が異なり、レジでカップをもらってからコーヒーを入れる方式である。
この有益な情報により私はコーヒーを購入することができた。機嫌よくコーヒーを飲みながら今までの苦労を忘れ、U君と歩いていた。すると彼は
「大学生のくせにコンビニのコーヒー飲んでるの生意気だね。」と言った。
討つべきは店員ではなく、すぐそこにいる友達であった。これを見ているみんな、俺の二の足を踏むなよ。
この文章は後世に残すべきである。
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