やってみた書評:チームの仕事を間に合わせる技術
書評について調べていたら「やってみた書評」という書評の書き方があったのでやってみました。
昔はよくやっていた「◯◯してみた」シリーズを今回初めて導入してみる。
ぼくの会社では今月から1 on 1が始まって、いつか書いたことのある宮崎に行った先輩と1時間ほど雑談込みで仕事を振り返る機会ができた。ちょうど昨日がその日だったので、最近の悩みを打ち明けてみた。
ぼくも気がつけば2年目になり、色々と作戦を練って仕事をすることが増えた。当たり前だが、自分ひとりでやる仕事なんてものは無く、チームでやることがほとんどなのだが、その際になかなか行動に落とし込むことができていない。作戦が一人歩きしてしまうことが多いような気がしたのだ。
そこで先輩が教えてくれた本が「チームの仕事を間に合わせる技術」。「線表」というツールを使ってプロジェクトを運営していく方法、ということで、早速会社にあった本を借りて昨日今日と読んでみた。
内容を簡単にまとめると、「線表」というガントチャートの進化系のようなものを用いて、チームでの仕事を進めていく指南書だ。線表では、横軸に時間、縦軸にカテゴリを引き、その中にタスクを入力していく。そしてこの表をチーム全員で作成することで、全員が自分ごとにしながら仕事を進めることができる。リーダー役が全て管理するのではなく、全員で作成することで、自分がコミットした計画をたて、それを定例で管理しながら進捗させていくのだ。
ツールはそこまで難しくない作りなのだが、少し理想論に聞こえてしまう。しかしこの本では、各章の頭が小説になっており、新ブランド店の開発を任された4年目社員とそのチームの成長物語を読みながら、具体的なイメージを持って読み進めることができるのがとても良かった。
しかし日々地道な営業支援を行う自分の業務でどう活かすかまではぴんと来なかった。また線表もいきなり作ろうと思ってもなかなか難しそうに感じてしまった。ので、実際に作ってみた。というのが今回の長い前置きである。
今回対象としたのは、まさに今読んでいただいているこのブログ。今までもずっと「ブログを書きたい、続けたい」なんて口では言いながら、面倒臭さが勝ってしまい続けられていなかった。でも折角のいい機会なので、9月までスケジュールを引いてみようと思う。実際に出来上がったはこちら。
まず2つ注釈をつけたい。ひとつには、線表はチームで運営する際に力を発揮するものらしい。ただ今回は、そもそもたたき台すら作れる感じがしなかったので、実際に作ってみた。つまり今回たてた例は完全に一人用だ。
次に、本来はタスクを並べた後に矢印で関係性を示す。これによって、あるタスクが遅れたときの影響範囲を示す効果がある。しかし、今回使ったソフトがKeynoteで、慣れていないのもあり、めでたく時間切れとなった。
実際に作ってみて、良かったことと悪かったことを書く。
良かったこと
・確かにタスクが可視化された
・影響範囲が非常に分かりやすかった
・達成条件を明記することで、やることが明確になった
・長い目線でタスクを見通せた
悪かったこと
・慣れてないと作るの超大変
・当たり前だが一人での運用には向かない
・曖昧な要素が多いと全然作れない
単純な感想として、「ツールが欲しい」「改めて一人には向かない」と思った。一方で、チームで何か企画を行うときには確かにいいかもしれない。ぼくの場合だと、和太鼓部のプロジェクト運営なんかに使えるかも。今回は折角たてたので、今後の指標として残して運用していきたい。
初めて作ってみたので、「そもそも作り方が違う」「こうやった方がいいかも」みたいなコメントお待ちしております。また実際に運用されている方(個人でもチームでも)、ぜひお話伺いたいです。書籍の紹介も絶賛募集中です。
またブログ運営もまだ初めて間もないので、必要タスクが全然わかっておりません。「これやらないとまずいよ!」といったアドバイスもお待ちしてます。
懺悔:この表作るのに熱中しすぎて時間測るの忘れました。明日からまた執筆時間測ります。
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