見出し画像

自分の芝生を「耕す」感覚

実は2年前に、ぼくが就活を始めようと思ったのがちょうどこの頃でした。以前も就活の話は書いたので、そこは割愛して、今日は「働こう」と決めてから2年経って、自分がどう変わってきたのかを振り返ってみようと思います。

隣の芝生は青く見える

この2年間で、ぼくの周囲の人は本当に凄い成長を遂げていました。大学時代の親友はベンチャー企業に引き抜かれ、後輩は今話題のメガベンチャーに就職予定。インターン先では、ぼくの後輩がディレクターとしてコンテンツ制作を担当したらしいですし、がんがんメディアに出ていっている友人もいます。

彼らを友人に持つことを誇りに思う一方で、正直に言って「自分は何をしているのだろうか」と劣等感に苦しむこともありました。完全に「隣の芝生は青く見える」状態に陥っていたわけです。好きなことを仕事に持ち込み、楽しく働きながらも、なかなか成果につながらないことに苛立ちも感じていました。

このnoteを始めたきっかけも、そういった劣等感やいらだちを打破するために、目に見える成果を残すという1つの取組みだったのかもしれません。


 自分の芝生を「耕す」感覚

しかし実はここ数週間で、この感覚は変わってきました。
半年ほど前から取り組んでいた、無料セミナーやメールマガジンが、少しずつ実を結び始めたのです。

セミナーとメールマガジンはどちらも、教育工学の基礎理論を紹介するもので、宣伝色の薄い情報提供を目的としたものとして展開しています。そのためこれまでは、あまり社内でも認知されておらず、売上成果もほとんどあげていませんでした。またリソースも経験も少ない状態で、ぼくが一人で始めたものだったので、今思えば最初のころは散々な結果でした。

しかし地道に仮説検証を繰り返し、周囲の人にたくさんの助けを得ながら続けてきた業務が、ようやく成果を出し始めました。

例えば、有料での研修登壇の機会であったり、Wantedlyへの記事の転載、メールマガジンを内外問わず様々な人に評価していただくなど。形は様々ですが、コツコツとやっていた取組みが評価されるようになりました。

また上司や周囲の友人を介して、同領域の人と知り合う機会も多くいただき、新たなプロジェクトにかかわらせていただくことも増えてきました。特に「教育学領域に関心がある人、詳しい人」というラベルが少しずつ定着してきたのは、とても嬉しいことだと感じています。

隣の芝生を羨みながらも、周囲に助けを求めながら地道に耕してきた結果が、少し見えてきています。そしてこの「耕す」という感覚を知ることができたことが、この2年での一番の学びだったと思うのです。やっぱり今の会社で良かったなと改めて思う、今日このごろでした。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?