ストレングスファインダーを言い訳にしない

「私には〇〇の資質が無いから」と
言い訳にしてはいけないと思っている。

ストレングスファインダーの資質は34個で、
誰しも1位から34位まで確実に「ある」。
資質が「高い」か「低い」かはあれど、
資質か「ある」か「ない」と言ってはいけないと思っている。

例えば、
スケジュール通りに仕事を終えられないことを
「規律性の資質が無いからさー」
と言ったり。
しっかりと指示をしなければならない場面で
「指令性の資質が無いから自分で考えて」
と言ったり。
また、人に迷惑をかけてしまっている時に
「彼のどんな資質がそうさせてしまっているのだろう?」
と理由を資質に探してしまったり。

過去のWEBセミナーの出来事。
時間になっても戻らない人に対して、
「彼女のどんな資質がそうさせるのか?」
という話が上がった。
遅刻した本人が言っている訳ではなく、
ファシリテーターの即興の繋ぎだったので良かったが、
費用をかけて参加している他の参加者の時間を奪っていることは事実の為、決して良いことではない。

強みの資質自体は無意識の行動によるところが大きいので、逆に弱みに働いてしまうことはあると思う。
しかし、求められる場面でそれが出来ないことを資質の言い訳にしてはいけない。
34位の資質が求められる時でも「意識して引っ張り出す」または「他の自分の資質や、他の人の資質でカバーする」ことが必要だ。

ストレングスファインダー自体が
ポジティブな考えをもとに自分をコントロールする側面がある一方、
それを諦める言い訳にはしてはいけない。
ストレングスファインダーが広まる中で、
「言い訳のツール」にはならないようにすることは要注意だと感じる。

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