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何者でもない自分に恋をして

何かをしてないといけない。
誰かといなくてはいけない。

何をしている人、誰と一緒にいる人。

そんなだから世の中窮屈だと思うけども、
窮屈にしてるのって自分自身なんだよな。


誰かに認めてもらうことが、この世の中で生きていく道であっても、誰かに認めてもらえないと自分のことを好きになれないのって、なんか寂しいよね。

僕は神社を一人で参拝している時、その時間は誰のことも、何のことも考えず、ただただ神社への参拝の時間を感じている。

美術館で作品を見るときも同じだ。
この浮世絵に描かれているものに対して、作者はどこに焦点を当てて描いたのだろう。どのような方法で描いたのだろう。

そんなことを考えている時には、他の人のことや何か別のことが頭にはよぎったりしない。

そんな時は意味のある何かを探したりはしない、
ただ、目の前のものに"自分にとってだけの意味"を与えている作業をおこなっているんだから。

そんな自分だけの時間を自分に与えてあげるのも、すごく大事なこと。


一種のトキメキや感動ってそういう時間の中で得られるものなんじゃないかなって、思うんだ。


そういうことをやっていると、きっと自分は何者である必要もなくて、だけど、何者でもない自分を嫌いになったりしないんじゃないかな。


誰かにとって意味あることよりも、自分だけの意味あることを探すのは楽しいんだよね。

東京出身。7年間の沖縄移住を経て三重県津市へ。沖縄移住応援WEBマガジン『おきなわマグネット』元編集長。神社メディア『sanpai. 』運営。Webデザイン、マーケティング、他制作ディレクションなどを生業としています。年間200社ペースで全国の神社を参拝しております。