これまでの自分が培ったものをアウトプットすることは「料理」にも通じている
最近、案件が増えてきてなかなかSNSに顔を出せていないが、
作業用PCの横の別のPCで、ここ数日はNetflixでこちらのアニメを流していた。
「食戟のソーマ」。ジャンプで連載していた漫画が原作のアニメ。
20代前半までジャンプを毎週買っては読んでいたので、この漫画は少し読んでいたが、当時は「料理」がテーマということでそこまで興味はなく、めんどくさい時は読み飛ばしていた気がする。
しかし、なぜ今更Netflixで見ようとおもったのか。
それは、最近「グルメ」というものにとても関心を寄せていたからである。
三重に来てから、休みの日の楽しみは神社、そしてその土地で食べるグルメ。
まだまだ世には美味しいものが沢山あるんだな。
これまで食べたことのない美味しさ、味の発見がここ最近で増えた。
岐阜県岐阜市で味わった三番粉を使用した十割蕎麦。
愛知県瀬戸市で味わったうなぎ丼。
三重県伊勢市で味わったエビクリームのオムライス。
そのどれもがこれまで食べたことのない美味しさだった。
知らないだけで美味しいご飯はまだまだある。
こういう美味しいご飯と出会うといつも感動する。
同じ素材を使っていても調理方法で全然違った食感、味にもなる。
瀬戸市で味わった田代のうなぎ丼は、店主が生きた鰻を注文後に捌き、ものすごいスピードで炭火で焼き上げる。
鰻が熱によりしなってくるのを店主が素手で平らに戻す光景は迫力がある。
この高速で調理をすることで旨味は落ちずに、鰻に凝縮され、噛むとふっくら肉厚で肉汁がジュワーと口の中に広がる。
これは絶品。
伊勢市のシルクロードのエビクリームオムライスはクリームソースが本当に絶品。
濃厚なクリームソースにはエビの甘味が凝縮され、卵の中のライスは溶かれた卵と混ざり合い、玉ねぎの食感と見事にマッチしている。
わざわざ県外から足を運ぶお客さんが絶えないのにも納得する味。
世界にはさまざまな食材やスパイス、そして調理方法があり、これらをどれだけ目の当たりにしてきたかで、きっとその料理人の作る料理には深みが増すんだろうな。
それって沢山の人の価値観に触れ、沢山の作品を見てきて、沢山の制作の経験を積んだクリエイターにも共通してくるものがある。
『食戟のソーマ』でも、主人公のソーマは実家の定食屋で父に教わった料理を地盤に、多くの人や調理法、食材と出会い、それを料理に取り入れ、どんどん成長していく。
ソーマの父は、天才と言われつつと世界を旅し、多くの料理と出会い、自分にしか作れない料理を定食屋のメニューに落とし込んでいる。
経験と実感知により、アウトプットの幅は格段に拡がる。
そのためのインプットは本当に大事というお話でした。