ふと思った時に県外にぶらりと行くのに最安往復6000円はかかることがもたらす沖縄の課題

今週末はどこ行こうかー。

ぶらり江ノ島あたりにドライブでも行こうかー。

ぶらり大分に温泉でも入りに行くかー。

ぶらり軽井沢のアウトレットまで行こうかー。

ぶらり小田原まで海鮮丼食べに行くかー。


県境が陸だと、日帰りでぶらりと遠出をすることができる。


東京から江ノ島まで車で1時間から2時間ほど。
高速道路を使わなくても十分行ける距離だ。

もっと奥に行けば、熱海、伊豆などこれまた楽しめる場所がある。

来週はちょっと群馬あたりに紅葉を見に行くか。

春には菜の花と桜のコラボレーションが見れるなー。



ぶらりと県外に出れるというのは、当たり前のことだが、実は結構大切なことで。

今回、何が言いたいかというと


そんな土日のちょっとしたぶらりとすることが、
どれだけ仕事で生み出すものに活きてくるかどうかだ。


何事もその気になれば、わりとできないことはないだろう。


できてなかったことをできるようにするためのハードルが沖縄は少し高い。

ぶらりと福岡に行こう。

LCCでセールだと往復6000円から8000円で沖縄福岡が飛んでいる。

ビジネスホテルに泊まれば1泊5000円ぐらいで済むかもしれない。

1万円ちょっとあれば1泊2日で福岡に行って、帰ってこれる。


だいぶいい世の中になったものだ。


しかし、
これでもまだまだハードルは高いのかもしれない。



県外に行くことのハードルが高いことを言いたいわけではなく、

こういうことだ。


インプットをするためのハードルが沖縄は少しハードルが高いのかもしれない。

すごく高いわけではない。

ちょっと高い。


インプットというのは、

カルチャーのインプットもそうだが、

例えば、全く違う土地での息抜き。

新しい人との出会いや、全く違った環境や価値観との出会い。


その中で自分が感じる機会。


セミナーや勉強会ではないものだ。


たくさんのものを見てきた人との出会いはとても大きなものがある。


そして、たくさんのものを見てきたり、経験をしてきたりしてる上司が会社にいて、その価値観を後輩に見せるだけでも、その会社はとてもいい空気が流れる。


そんな環境を作るのにハードルが少し高い。


教育の課題はもちろんあるだろう。

でも、僕は結論こう思う。

沖縄は休日の消費活動が他よりも少し豊かではない。

経済的な豊かさではなく、より広いお金や時間の使い道を見ておくだけでも、

人の価値観は大きく変わる。
なりたい姿、暮らし、環境、夢、目標。

さまざまな見える景色が変わる。


そのハンデはかなり大きい。

ストレス発散の方法を変えるだけでも、見える景色は変わってくる。


ストレスが溜まり、那覇で飲んで、松山のキャバクラへ行き、
そして朝型に代行で戻ってくる。

ここまででも少なくとも10000円は消費している。

そのお金と時間で何ができただろう。何ができるだろう。

お金の価値は変わらない。

だけど、消費する時間とお金から得られるものの価値は、時には自分の人生を変えるほどの価値の差が発生するものだ。


東京出身。7年間の沖縄移住を経て三重県津市へ。沖縄移住応援WEBマガジン『おきなわマグネット』元編集長。神社メディア『sanpai. 』運営。Webデザイン、マーケティング、他制作ディレクションなどを生業としています。年間200社ペースで全国の神社を参拝しております。