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仕事の技ではなく、商いの業を磨く

2018年も一年ありがとうございました。

今年最後のnoteの更新になるだろうと思い、
来年の目標である内容をここに書く。


働くための仕事の技を磨くことは社会で生きる上では絶対に必要なことだ。


誰もが、これをやっている。

営業であれば、テレアポのスキル、企画提案力のスキル。

制作であれば、デザインのスキル、プログラミングのスキル、他技術職のスキル。


これらのスキルは誰もが社会にいながら培うものだろう。

でも、培う機会の少ないものがある。


商いに関してだ。


会社勤めの方は、
一から十まで自分がサービスを作り、売るところまで体験したことがあるひとはどのくらいいるだろう?


これはフリーランスだから培えるというものでもない。


例えば、フリーランスのデザイナーの場合。

そのフリーのデザイナーさんは、果たして誰から仕事をもらっているか?

その制作で誰が幸せになっているか?


少なくとも、
自分が仕事を作って、自分ががっぽがっぽ稼ぐためのデザインではないこと、誰かお客さんが幸せになるためのものだろう。


僕も、今年は結果を出さなくてはいけない、効果を出さなくてはいけない案件がとても多かった。


結果、しっかりと効果に反映できたものが多く、大変ホッとしているが。。


毎日毎日、何日までにあと何人の申し込み、予約が達成するだろうか。


『IT、Webに詳しい』というコトで、
売りづらいものも、売る必要がある場合もあれば、

売れなかった時に、このPRやWebに関わる僕らに責任を問われることがとても多くなりやすい。

仕方ない。

そこを期待されて仕事を受けているのだから、


結果、達成して、お客さんも満足してもらえるならそれで良い。

達成した時は本当に嬉しい。
一気に力が抜ける。腰が抜けるほどだ。


今日の達成は、お客さんの明日以降の幸せにつながる。


でも、僕らのそういった仕事は、
明日からまた別のお客さんの笑顔と幸せを作る。


それも仕事のやりがいだ。

しかし、その繰り返しを一生し続けられるかといったらそうではないだろう。

しかも、わりと早い段階で繰り返すことができなくなると肌で感じる。


こういったことを僕の立場でここに書くのは、とても際どいところだが、


相手の幸せが結果自らの幸せにもなる。
という考え方はとても僕も日々仕事をする上では大事にしていること。

でもね、

まだ幸せになってない自分に相手を幸せにすることができるだろうか?

これもよく問われること。

人を大事にする前に自分を大事にしているのか?ってね。


サービスがまだ上手くいってない時、社内のメンバーは大変だ。


それぞれがとにかくやれることを頑張っている。

みんなが全力で頑張っている。

なのに、みんな辛そう。



時には人間関係すら課題になる。

さまざまな課題は色んなところに出てくるが、


少なくともそういった多くの課題を根本で解決できる方法は、

サービスを成功させることだ。

サービスが成功してないから、みんなが辛そうにし、自信を失う人がいる。


まずは自らのサービスをしっかりと成功させることで、
社内でそれぞれメンバー同士が助け合う文化も作りやすく、さらに言えば、お客さんの課題解決にもしっかりと取り組むことができるだろう。


さて、話を戻すと

そういった背景があるから

商いの業を磨く必要があると感じたのが今年の大きな気づきだ。


昔働いていた会社の社長がこんなことを言っていた。

お客さんの会社のコンサルはできるのに、自分の会社のコンサルってなんでこんなに難しいのだろう。と

仕事としての技やノウハウを使い、役割を全うすることはみんなができること。


みんながその役割を全うした先に、果たして成功が約束されているかというと、

決してそうではない。


役割を全うするのが仕事の技

成功に導くのが商いの業

という違いで、この文では認識をしてもらえるとわかりやすい。


今、僕は成功を貪欲に求めなくてはいけない事業に関わっている。


今後数年で更に自分自身のための商いもやっていくことになるだろう。


そんな時に

成功するための条件や環境は揃っているのに、それを実現できていないのは、

商いの技を自分がまだ持ち合わせていないからだと、
そう感じた2018年。


だから、2019年は商いの業を磨きに磨く。

自分や家族が幸せになり、本当にみんなが幸せになるように。



東京出身。7年間の沖縄移住を経て三重県津市へ。沖縄移住応援WEBマガジン『おきなわマグネット』元編集長。神社メディア『sanpai. 』運営。Webデザイン、マーケティング、他制作ディレクションなどを生業としています。年間200社ペースで全国の神社を参拝しております。