LIFE is EASY?

「LIFE is EASY？」、自分なりに考えてみた。

多分、人生がイージーな人なんかいない。恵まれた環境にある人も、何でもできる万能な人も、そのレベルだからこそ味わう人生の難しさがある。

そして各々が「ハード」な人生を歩む中で、越えなければならない壁がいくつも立ちはだかる。それに負けてしまうと、終わる。越えなければ先へ進めない。

取りうる方法はいくつかある。壁を壁だと思わない、これも一つの手だ。困難に直面してもそれをポジティブに解釈して、自分は苦しんでいないと思い込む。山を登り続けることは疲れることだが、山を山と認識していなければある意味で楽に前に進めるのかもしれない。

でも、「心を騙す」ことは難しい。平然と楽しんでいる素振りを見せているあの人だって、心の中では高い壁と対峙しているのかもしれない。心を騙す。心は騙せなくても表面上は誤魔化す。山を山だと認識していなくても、足は疲弊していく。同じように、誤魔化しきれなくなった心は擦り減っていく。

だからこそ、人間は心に正直であるべきなのかもしれない。辛い時、困難と対峙する時、何も一人で立ち向かう必要はない。進路に窮していることを発信する、助けを求める。一人じゃ絶壁に見える壁でも、力を合わせれば意外と軽々越えていけるかもしれない。

でも「正直」でいることは難しい。弱い所を見せることは恥ずかしい。頼れる仲間を探すことは難しい。そうやって皆、抱え込んでしまう。

自分のことを一番よく知るのは自分だ。本当のSOSは自分からしか出せない。「自分の心に嘘をつかない」ことができるようになってこそ、ハードな人生だとしても前に進めるのかもしれない。

さりとて「自分の心に正直」でいること自体ハードな難題ではあるが。やはり人生はイージーなんて生温いものではないのである。

終

隙があるので自分語りを...！

最近、頑張れない自分が嫌いになってました。

正確には、頑張らなきゃという気持ちだけ先行してるのに行動が付いてこないし、そのくせ何もしていないのに一丁前に疲れ切ってる自分のことが嫌いでした。

周りと比べて「何もできないな」とか「弱いな」って思ったりして、自分のへなちょこなところばっかり思い浮かんできて、どこかにあるはずの自分のいいところは雲隠れして…。

そういう気持ちが積もり積もったある日、自分にとって特別で世界一大好きな人に話を聞いてもらおうとしました。話を聞いてもらって、ただ甘えたかった。ほんと向こうからしたらいい迷惑ですよね…; ;

中々言葉にするのが難しい、複雑な心の中を文章にして送る。話を聞いてもらう過程で必ず通る道です。文章を書いて消してまた書いて……40分もの間、知らぬ間に僕は自分の心と向き合っていました。

そして40分間の成果を「消去」ボタン一つで僕は破壊しました。感情とまじまじ向き合うことによって、悪い所も嫌いな所も(良い所も)全部纏めて「これが自分だ」と受け入れることができました。そうなった時、もう他人の力は必要なくなったのです。

壁に直面した時だけでなく、心を騙すことで新たな壁ができてしまうのかもしれません。理想の「自分」が本当の自分だと心に嘘を付き、リアリティの「自分」とのギャップで苦しむ。現実から理想へと向かうステップには壁が聳え立ち、それを乗り越えられないことに苦悶する。心に嘘をつく必要なんてないのに、格好つけてもしょうがないのに、完全完璧なんて求めるだけ無駄なのに。

まだ、自分のことを好きになれていません。それでも、理想から遠く離れたへなちょこな「自分」とうまく付き合って、壁を越えてゆっくりでも一歩ずつ前へと進んでいきます。

ほんとうにおしまい