太極拳の基礎 立ち方
基礎となる立ち方を紹介します。足の位置の説明ですので
写真に映っている上半身のポーズは気にしないで下さい。
1.予備式
肩幅、自分の足ひとつ分、股関節の幅などと表現されますが、
凡そそれくらいの幅に開いて立ちます。
爪先は真っ直ぐ正面に向けます。
2.不丁不八歩
片足を一歩前に踏み出します。
前足の爪先は真っ直ぐ正面に
後ろ足の爪先は45°外に向けます。
前足に七割、後ろ足に三割ほど体重を掛けます。
前足の膝が爪先より前に出ないように気をつけて下さい。
また、前後では無く、左右の足幅は自分の足のサイズか、
それよりも少し狭い目にします。
3.虚歩
後ろ足だけで立ち、前足は爪先(又は踵)が軽く地面に触れているだけ。
4.後坐歩
不丁不八歩から体重を後ろに移動した立ち方。
前足四割、後ろ足六割くらいの体重配分。
以上が太極13式に出てくる立ち方の概要です。太極拳は動き始めたら、最後まで停まること無くゆったりと動き続けますので、立ち方を紹介しましたが、写真通りの立ち方が現れるのは技が決まる一瞬だけとなります。
太極13式は13の技により構成されていますが、ひとつの技が終わる瞬間は次の技の始まりとなっています。
それでも武術の基本となる立ち方を知った上で練習すると姿勢のバランスや手足の強調が取りやすく、正しい動きが早くできるようになります。
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