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【全楽器者むけ】相対音と絶対音について --音感向上篇・序章

どうも、ギター演奏家や講師を行なっております、むらかみたいちと言います。普段は都内でジャズ系の演奏を行ったり、ギターを教えたりしています。こちらのnoteでは、音楽という抽象的な存在を頭でしっかりと理解するために、あえて文字だけで練習方法や考え方などをつらつらと記載していきます。

今回はタイトルの内容について解説していきます。

相対音と絶対音についてざっくり解説

相対音というものは、ある一つの音を基準にした、別の高さの音のことを言います。対して、絶対音というのは音の高さを周波数(Hz)で表したものです。440HzがA(ラ)の音、ということですね。
これは、住所の概念に近いのですが

相対音:◯◯さんの家の3軒隣
絶対音:目的地の正確な住所

みたいな感じです。
音は基本的に12の高さ(半音×12)で区切られているのですが、上記の3軒隣というのは半音3つ分ということですね。ド→レ#や、レ→ファ、ソ→ラ#がそれにあたります。

逆に完全な住所である絶対音は例えばC(ド)の音は352Hzみたいです。数字を全部覚えるのは大変ですね。

絶対音感や相対音感って必要?

なので、熟練したミュージシャンが持っているとされる絶対音感とは、周波数が表している音程の記憶なんですね。この能力、あれば有利に働くこともありますが、無くてもぜんぜんOKです。というのも、音楽を演奏したり聴いたりする際に、絶対音の情報を意識することはほぼ無いからです。

個人的には相対音感については、メロディやハーモニーの繋がりを認識するためになかなか活かせる能力かと思ってはいます。しかし、その音の距離や繋がりがしっかり曲のキーの中で正しく認識できているかどうかが重要だと考えています。

以上、ざっくりですが相対音と絶対音についての解説と考えです。
これらの能力が無いからといって、音楽に関わる資格は無い・・・みたいなことは一切思わなくてよいので、ご安心いただければと思います。

もし個人的にレッスンを受けてみたいなどございましたら、taichi.m.pgt@gmail.comへご連絡ください。1時間5000円で、練習方法や練習曲、音感トレーニングなどをお伝えしていきます。これからギターを始める方については、楽器屋に行って一緒に選ぶサービスもお付けします。(都内近郊限定)ではでは。

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