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【経済人・実業家列伝】益田孝【三井物産創業、三井財閥の基礎を築く】


三井物産創業、三井財閥の基礎を築く


幕府軍の騎兵隊長が明治維新で大変身

戦前の日本経済をリードした三井物産を創業。

無資本のちっぽけな会社が、石炭をてこにやがて躍進をとげ、三井財閥の繁栄を築く。

そして財界の大立者にして大茶人、鈍翁


益田孝の生涯

1848年 10月17日 佐渡・相川の地役人増田鷹之助・らく夫妻の長男に生まれる

1854年 父 箱館奉行支配調整役下役に

1861年 外国方通弁御用出役となり麻布善福寺のアメリカ公使館に勤務

1863年 遣欧使節団に加わる

1868年 王政復古の大号令。騎兵頭に

1869年 中屋徳兵衛の屋号で茶、海産物の輸出商となる

1871年 ウオールシ・ホール商会勤務

1872年 大蔵省に入り、造幣権頭に

1873年 大蔵省退官。井上馨と千秋社(のち先収会社)を創設、副社長に就任

1876年 先収会社解散。三井物産創設、社長に就任。
「中外物価新報」(現・日本経済新聞)を創設

1889年 三池炭鉱の払い下げを受ける

1892年 三井物産社長退任

1902年 三井家同族会管理部専務理事

1909年 三井家同族会管理部を法人化、三井合名会社設立、顧問に

1911年 三井コンツェルン成立

1914年 三井合名の理事長に団琢磨をすえ、相談役に引く

1938年 12月28日肺炎のため永眠、享年90歳


士魂商才のまれな成功談

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