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鯛のホットアイマスク購入作戦 〜第一話 壮大な前振り〜

 パソコンやスマートフォンの普及により人々の生活はより豊かになった
 だが、便利な生活と同時に、我々は新たな問題に直面していた。
 目の問題である。
 元来、人間という生物の目は遠くを見るように設計されており、近場を凝視し続けるのは不得意なのである。
 近くのモノを見ようとすればするほど人は目とその周りの筋肉に大きく負荷をかけてしまい、次第に視力に悪影響をもたらしてしまう。
 疲れ目、近視化、スマホ老眼etc……
我々の目は、常に危機に晒されているのだ。
 かくいう俺も、視力の低下に長年悩まされてきた。
 中学2年生の頃から、左目の視力が低下しだしてから危機感を抱き、様々な視力回復法を試した。
 ざっと箇条書きすると、こうだ。
 
1.視力回復運動
2.ピンホール眼鏡
3.ガボールパッチ
4.ツボ押しマッサージ
5.3d眼鏡による立体遠近トレーニング
6.ワケのわからん装置で目の周りのツボを刺激し、視力回復する

 ざっとこんなかんじた
 なに?6番について詳しく?
 んー、数年前に偶然チラシを見つけて、そーいうサービスをやってる施設に数ヶ月通ったんだが、詳しいことはスッカリ忘れてしまった。
 25万円前払いして右1.5左0.9まで回復したんだが、流石に数年経った今は視力が低下してしまっている。
 ……すまん。話が逸れたな。
 ともかく、眼鏡は嫌だ。眼鏡だけはノーサンキューや。と、俺はあらゆる方法を試してきた。
 そして、あらゆる結果を試した中で一つの結論を出したのだ。
 
 「目に疲れをためないこと。目のケアをしっかりしてから、目のトレーニングをすること」

 ……何当然のこと言ってるんじゃーいと言われればそれまでなんだが、やっぱり何事も基本の積み重ねなんだな。あと、環境を整えることと、試行錯誤。
 パソコン作業は一時間ごとに、休憩をはさみ、マッサージをしたり、軽い視力トレーニングをする。
 寝る前はスマートフォンを見ない。
 夜は2時までに寝て、朝起きたら太陽光をしっかり浴びる。
 こうした基礎を重ねていくことが大事だと俺は考えている。
 そして、こうした基礎を重ねていくことで視力に関する道具の効果をさらに引き出すことができるようになる。
 そう、例えばこの、「ホットアイマスク」のような……!!
 


 
 
 
 
 

 

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