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マジックミラーのピラミッド。下から上は見えないけれど、上から下は見えています。「本格」と「気軽」のアップデート、必要なものは〇〇だけ

今日は茶会という、茶の湯(茶道)の世界のおもてなしの会でした。
内容としては
・濃茶席(ドロッとした抹茶。茶の湯本来の抹茶といえばこちら)
・薄茶席(サラッとした抹茶、お寺やカフェで出てくるのはこちら)
・立礼席(りゅうれい・椅子席での薄茶)
三席で抹茶をお出しするという流れです。

真行草の格の違い

茶道を習ってない人からすると、とても本格的な感じがすると思いますが、
僕にとってはとても気軽な会という位置づけ。

真行草と言う格の分け方があるのですが、その中では草の草、または草の行位の気軽さになっています。

ありがたい感想をいただきました

断っておくと、真行草は真が優れていて草が劣っている、という意味ではありません。真には真の、草には草の美しさ・良さがあります。あくまで格式の違いです。

マジックミラー理論

「具体の世界と抽象の世界は、いってみればマジックミラーで隔てられているようなものです。本書のピラミッドで言うと、上(抽象側)の世界が見えている人には下(具体側)の世界は見えるが、具体レベルしか見えない人には上(抽象側)は見えないということです」
—『具体と抽象』細谷功著


このように、上に上がってみないと見えない景色はいろいろな世界に存在します。

茶の湯の話で言えば、具体側で見ると
・茶室に入ってお菓子と抹茶が出てきた
・お菓子と抹茶は同時には出てこない。お菓子を食べ終えてから抹茶が出てくる
・濃茶はドロッとして味がとても強い。薄茶はサラッとして飲みやすかった
という感想が出てきます。

上の抽象側で見ると
・三席を通して春の息吹・芽生えを感じる趣向(テーマ)が用意されていた
・千利休は茶室に宇宙を映した。その流れを汲みつつ、初心者でも楽しめる設えを用意していただいた

という感じ(と言っておきながら抽象側のピラミッドからすると最底辺のレベルなのでお手柔らかに)

占星術の具体と抽象

占星術もどこまで抽象的に見えているかで理解の仕方が変わってきます。

具体側でしか見えていないと
「射手座は外国がキーワードなんですけど、私外国には興味ないんですよね」

という理解になるのですが、抽象側が見えてくると
「射手座はケンタウロス族の賢者ケイローンがモチーフ。馬力のある脚と賢者の知性で未知への探究心が強いので、旅や冒険、外国という新しい経験ができる方向に関心が高いのかな」

という考え方もできるようになってきます。

僕はまだまだ浅いところで星を読んでいるのですが、もっと上の方々は、全く違う景色を見ているに違いありません。
また、先の引用の少し後にはこのようなメッセージも書かれています。

「ここに本書で伝えたいもう一つのメッセージがあります。「見えている」側に立ったときに、「見えていない相手」にどのように対処すべきか、ということです。これは「見えている人」(見えてしまった人)が持つ、共通かつ永遠の悩みといえます。」
—『具体と抽象』細谷功著

どこまで伝えるかは悩みどころ。
全部伝えたところで、情報を受け取れなければ時間がかかりすぎたり、逆に恐縮させてしまうことも。

ですが、情報が飛び交う風の時代、興味がある方への門戸は開いています!
必要なのは飛び込んでみる覚悟だけ。

和の世界、楽しんでみたい方はこちらからお待ちしております!

▼ととのえ茶会(4月11日19時〜)
お点前体験もできるワークショップ形式です。まずは抹茶を気軽に飲んでみたい、という方におすすめ。

▼本格的な茶事プレミアム、少し気軽な茶事ライトプラン。
4月は
8(土)〜10(月)
に開きます。

“茶の湯をぐっと楽しむ”
がテーマで、こちらもお茶を習っていない方でもご参加いただけます。


〇茶事プレミアムプラン
 炭点前から一汁三菜の懐石料理、お菓子に濃茶、薄茶と茶事の流れをフルコースで体験できるお得なプランです。しっかりと味わえるように【限定5名様】とさせていただきます。
 時間 12~16時
 会費 20,000円

〇茶事ライトプラン
 お食事とお菓子、濃茶、薄茶のプランです。季節の室礼で一刻お楽しみいただければと思います。
 時間 18~20時
 会費 12,000円

場所は品川区にあります築103年の日本家屋、茶室 凱風軒になります。
(ご参加の方に詳細はお伝えします)

ご興味あればDMなどでお気軽にご連絡ください、よろしくお願いします🙌

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