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学生時代にリゾットマニアになった話
5kg1200円の無洗米との出会い
大学生になっての一人暮らし。
自炊にハマったものの、奨学金もあるのでなるべく安く済ませたいのは普通の学生であれば当然ですよね。
そんなある日、薬局に置いてあった5kg1200円の無洗米。
米なんてそんなに味は変わらないだろう、と思って買ったのがことの始まり。
不味い米とは
何も考えず、炊飯器にセット。
すると、部屋中に広がる嫌な匂い。
くさい。
炊き上がりを一口。
はい、くさい。
まさか米が美味しくないなんて。
5キロ買ってしまったことを後悔した瞬間でした。
リゾットならいける
そこからはいかに米を消費するか頭を悩ませる日々。
白米そのままだと食べられないので、丼を試す。ダメ。
カレーならどうか。ダメ。
炊き込みご飯はどうか。ダメ。
BOOKOFFで買った、手持ちの料理本「基本の洋食」をめくってみる。
(余談ですが、基本の洋食と書いてあるのに一品目が「豚の生姜焼き」でした)
リゾット。
米を炒めてスープ(お湯)を足しながら火を通すイタリア料理。
これなら匂いがマスキングされていける!とわかり、そこからは毎日リゾット漬けの日々。
ポモドーロ・ボロネーゼ・リモーネ・ジェノベーゼ・カルボナーラ・アマトリチャーナ・ペスカトーレetc...
おかげでレパートリーは一気に増えたのですが、安いものには理由があると身をもって体感しました。
2kg3500円のお米は美味しい
それまではお米の味なんて大して変わらないと思っていたのですが、この経験をしてからは
不味い米がある、ということは美味しい米もある
と思うようになりました。
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こちらが2キロ3500円のお米。
銀の朏(みかづき)。
茶事(茶道のおもてなしの席)の正客様(主賓)が岐阜出身ということで、懐石料理をお出しするために購入しました。
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粒が大きく、甘み・旨味もたっぷり。
米だけで美味しいのは本当にご馳走です。
結論、米は美味しい。
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