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アブラボウズを食べて人生が広がった話

『未知の食財ににどれだけ出会えるか』が人生を豊かにする

近所のスーパーには、時々『誰が買うんだ?』という食材が並びます。まぁ、僕みたいな人間が買うんですけど。
この日並んでいたのは千葉県産の『アブラボウズ』

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乳白色の身は脂肪分をたっぷり含んでいる証拠。名前は知っていたので『おっ!』と思い、悩みながらも(値段は国産黒毛和牛と同じくらいします)カゴの中へ。
名前のせいでギトギトしていそうと思われていたり、先の記事にも登場したバラムツのようなワックス質の有毒魚のように思われたりと誤解されそうなのですが、実際は上品な脂が美味しい高級魚。

しめじとネギを合わせて、ポン酢醤油でさっぱりと仕上げました。

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『自分の料理に飽きた』方へ

レパートリーが偏る、味付けが同じように仕上がってしまう。このような相談はよく受けるのですが、その人たちに共通しているのはいつも同じものを買っているということ。
ここ半月の購入した食材で、変わったもの、新しいものはありますか?と聞いても同じものという答え。一方僕は、普段から『何か面白い食材はないかなー』とキョロキョロしながらアンテナを張っているので、アブラボウズのような食材に出会うことができ、飽きずに料理人を続けています。

知識があるから新しい食材が使えるんでしょ?経験があるから意外な組み合わせができるんでしょ?とも言われますが、むしろ新しい食材を買うから経験が増える、新しい組み合わせを試すから知識が増えると思っています。

失敗という言葉を言い訳に止まってはいけない。

新しい料理に挑戦して思い通りに行かなかった場合、それを『失敗』と取るか、『思い通りには行かなかったという経験を得た』と捉えるかで全く違ってきます。
前者はマイナスの経験として足を引っ張りますが、後者は経験として積み上がります。
これは料理に限らず仕事、人生において色々当てはまることですよね。
料理の良いところはそれを何度でも、気軽に試すことができる点です。
起業して同じことをすると生活に大きな影響を受けますが、料理ならほぼ無傷。繰り返し挑戦するだけで豊かさが増す、料理っていいですよね。

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いつも同じ道を歩くのではなく、たまには寄り道を楽しんでみましょう。いつもと違うスパイスを探してみましょう!


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