Research21〜施工〜

調査時間:2018.1.12(土) 13:30〜17:30
場所:狛江市多摩川河川敷
天気:晴れ(5〜6℃)

今日は土曜日なのでどの現場も休みだ。木材や金物が新たに手に入る見込みは薄いので、現場での施工を進める。予報では夜に雪が降るようだ。午前中にもすでに降っていたので屋根に勾配をつけるのが急務だ。

片流れの屋根

Research20で長方形のボックスのような寝室が完成した。今回はその屋根に勾配をどうにかしてつけるところから始まる。ツーバイフォー材が2本あるので、この長い部材を屋根にかけていく作戦だ。ただ、一つはブルーシートを巻き上げるのに利用しているので、これらをうまく使いやすくつくることが大事になってくる。

写真のように木を組んでいく。前回ゲットした釘を使い、強固に組み上げていく。右手のスーバイフォー材は壁からややオフセットしていて、ブルーシートを巻き込んだもう一本のツーバイフォー材がぴったり入るように設計した。

断面で見るとこんな感じだ。垂木の上にはまだ屋根になるような板がないため、真ん中はやや水が溜まりそうだが、ひとまず勾配はついた。

資材置き場と縁側

側面のブルーシートを持ち上げれば、このように茂み越しの多摩川と登戸の街が見える。縁側を彷彿とさせる、なかなかリッチな空間である。
一方前面は前回の全体写真を見てわかるように、サイディングを2枚重ねて積み上げてフィックスしている。

ツーバイフォー材が寝室の縦寸法よりも長いため、せり出した庇のようなものを連想させる。ここから着想を得て、後面には庇付きの資材置き場をつくることにした。
そのためにはツーバイフォー材の出っ張りと同じ長さ分の出っ張りが必要だ。

そこでこのように木材を延長させることにした。方杖をつけることで、キャンチをもたせようとした。
しかしながらそれだけでは弱く、最終的には側面から補強を加えて安定させた。これがなかなか良く、さらに空間に広がりをもたせることができた。

はじめての雨

東京は18日連続で雨が降っていない。ちゃんとした部屋の形をつくってからははじめての雨(もしかしたら雪)が今晩やってくる。風に関する検証はなんとなくできているが、雨はまだ全く検証できていないので不安が残る。

今まで通り都市と対峙しながら、そしてこのように自然と対峙しながら設計施工生活を進めていきたい。
1/27を内覧会と設定し、それまでにぼくがどれほどの家をつくることができるかが試されている。

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