Research12〜資材集め@狛江〜

調査時間:2018.12.14(金) 14:30〜16:30
場所:狛江市西部(建設現場)
天気:晴れ(9°C)

今回は前日のResearch11で収集できなかった建設現場の廃材を取りに行く。同時に狛江市多摩川河川敷のホームレスの家を確認できたので、そのリサーチも行った。今日は自転車を用いず、徒歩で採集を行った。

河川敷の一軒家

まずは現場に行ったのだが、職人さんが作業中だったので河川敷に向かった。Research6で釣りをした際に見かけた家を見ようという狙いである。

今まで見た自立型の路上建築の中でも最大級の大きさと言えるだろう。910mmくらいのパレットを所々に用いながら家が建てられている。まるでツーバイフォー工法のようだ。左手に寝室、右手には居室がある。左手の寝室にだけブルーシートの屋根がかぶさっている。木材はあらゆるところから集められたのか、家の周りにたくさんのストックがある。短い角材もうまく生かしながら、継ぎ接ぎをしながら長い部材を作っている。材はビスで止められていた。

また物資の運搬にはこのような自転車を用いていた。自転車の後ろに台車のようなものを、ゴムチューブのようなもので固定している。これがあればかなり長手の部材も運搬することができそうだ。
実際にこのあと運んだ外装材は大きくて重かった。普通のママチャリに乗る範囲ではなかったので、歩いて運んだが、かなり限界だった。

この日はあいにく住人の方は留守だったようで、お会いすることができなかったが、いずれお話を聞いてみたい。かなり建築的な素養がありそうな家であった。

外装材を採集

今回手に入れたのはこんな感じのサイディングと呼ばれる外装材だ。普通の家だと防水シートの上にこんなものが貼られ、仕上げとなっている。
ハウスメーカーの家ではかなり一般的で、シーリング材で貼っていくだけで壁が出来上がるのだから、工期短縮・工費削減に一役買っているようだ。その代償としてこのように端材が出て、産廃が生まれる。大量生産がもたらすメリットは計り知れないが、ゴミを増やしている側面を無視することはできない。

長いものだと2m強のもの(写真下)から1m前後のもの(写真中央)を合計12枚をいただいた。中でも長いものから徒歩で運んでいたが、片道15分くらいを思いサイディングを運ぶのはかなり厳しい。2往復したのち、最後は車の力に頼らせてもらって、資材置き場に運び入れた。

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