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ボジョレーヌーボー考察


意固地なワイン愛好家たちの中で、何かと物議を醸す11月の風物詩「ボジョレーヌーボー」。肯定派、否定派それぞれに持論が有り、お互いの意見を受け入れようとはしません。ひどい人だと「ボジョレー」の「最後の伸ばす(ー)の不要」とか意味不明な所に難癖つけてくるので、ほんとワイン好きは面倒な人が多いです。

念の為、ボジョレーヌーボーを簡単に説明すると、フランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区で造られる新酒のワイン。解禁日がフランスの法律で定められていて、日付変更線の関係上、日本が一番最初に飲めるので話題にされやすくなっています。日本ワインなんか足並み揃えているの山梨県ぐらいなので、法律で統制されているのに歴史と伝統を感じますね。

とはいえ、皆様もご存じの通り、ボジョレヌーボーが毎年発表する文言のエンタメ性(ワインの評価、キャッチコピー)が物議を生んでしまうポイントだったりします。

2009年に50年に1度の出来栄えと評価されたワインが、5年後の2014年に評価を超えてきたり、2003年に100年に1度が登場したにもかかわらず、2011年にはその100年で一番の出来きを10年以内に更新しているので、冷めた目で見てしまう人も少なくないでしょう。(キャッチコピーを深堀りしたい方は「ボジョレーヌーボー 評価」で検索してみてください!)

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