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町の歴史を知らせる音で起きる朝

5月に入ったのになかなか暖かくならない今日この頃
起きて出勤の身支度をしていたら突如鳴り響くサイレン
一瞬空襲など何かしらの警報かと身構えたが、すぐ今日5月11日が枝幸大火があった日である事を思い出した朝

枝幸町は何度か大火が起きているが有名なのが昭和15年、1940年5月11日に発生した大火です。
筆者は頭が悪く、ほっかいどうの防災教育ポータルサイトなどの丸写しで申し訳ありませんが

当日は気象条件から西寄りの強い風が吹く中
山火事が発生
市街地まで延焼するとわずか30〜40分ほどで470戸が焼失、死者16名、行方不明者1名、負傷者20名、損害額500,000円の被害がありました。

町の厳島神社では町鎮火祭が執り行われ
職場が近い事もあり太鼓の音が聞こえてきたので心の中で黙祷

83年前、太平洋戦争突入の前年に起きた大災害
小学校の時に町の歴史で学び、オホーツクミュージアムえさしでも枝幸大火のコーナーがあるため
見慣れた風景が焼け野原となってしまった写真は鮮明に覚えています。

長く枝幸町に住んでいますが、火事に関して神経質な部分や意識は特に感じた事はないため
きっと、大火以降の取り組みをした人達の努力の賜物と思います。

過去の災害を学び、記憶する。これだけでも自然と防災の意識作りに繋がるのかもしれません。

昭和15年枝幸大火で亡くなられた方々へ心よりご冥福を祈ります。

2024年5月11日執筆

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