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ゲーム初心者をスマブラSPで戦闘力500万になるためにやったこと ~ 初心者奮闘編 ~

はじめに
 スマブラをほぼ0から始めた同僚がオンライン対戦の世界戦闘力500万に到達したことが嬉しくて執筆することを決意しました。
 この記事ではゲーム初心者が抱えている問題とそのフォローをどのように向き合ってきたのかを記載できればなと思っております。具体的には下記に当てはまるような人に読んで頂けたらと考えています。

・スマブラSPが友達や同僚に勝てない人
・スマブラに限らず、対戦ゲームで勝てない人
・ゲームの上級者で友達や同僚に教えたいと思っている人
・ゲームの初心者講座を行いたい人
・対戦する競技・スポーツにおいて練習方法を考えている人

登場人物紹介

さとけん:ゲーム初心者
 小学生にやった64スマブラが原因でゲームに対してトラウマを持ってしまった。ゲーム会社に就職後、スマブラSPが発売され改めて手にとることを決意した。更に詳しい紹介はこちら↓

たいが:この記事の執筆者
 スマブラは64時代よりかなりプレイしており、スマブラSPでは数キャラをVIPとして使えるレベル。ゲーム会社でさとけんさんと出会い、会社のスマブラ部で活動しており、教えることになった。
プロフィール記事は無いのそのうち書きます。

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初心者の定義

「初心者」というのは便利で使いやすい言葉ではあるのですが基本的に主観をもとにして定義されていることが多く、その定義差によって理解の差が生じてしまいます。

スマブラSPでの異なる初心者の定義例
・世界戦闘力100万までは初心者
・VIPキープできるまでは初心者
・思った通りに技が出せるようになるまでは初心者
いずれも定義がバラバラなため読み手によって書かれている内容の解釈が変わってしまいます。
この記事ではその定義差を無くすことと、スマブラを教えていて高い壁を感じた部分があったのでそれを定義とします。

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初心者:~8万
初 級:9万~100万
中 級:101万~600万
上 級:601万~710万
超上級:711万~
※2020/05/06の世界戦闘力をベースにしています。
もう少し細分化することもできますが初心者に焦点を当てたいのでこちらを定義とさせていただきます。
また、初心者初級を分けていますが圧倒的に能力や考え方が違うため、あえて分けることにしました。

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育成失敗談

まず最初にやったことは社内で対人プレイやCPU戦を行ってもらいました。
さとけんさんの実力的には典型的な初心者でした。

・復帰ができない
・攻撃が当たらない
・同じ攻撃を出す
・ガードができない

それに対して行ったフィードバック
復帰を覚えよう(基本はジャンプ、ジャンプ、上B)
・とりあえず触って出したい技を出せるようになろう(体感をつける)
ガードをしよう。ガードできたら投げをしよう

一見するとまともに見えるフィードバックではあるが2週間後、同じように社内対戦してもらったところほとんど変わっていなかった

このくらいはできるだろうと思っていたがそれ以前の問題で躓いていたのだ。彼は10年以上もの間ゲームをプレイしていなかったのだ。
ゆえにジャンプしたいと思っていてもジャンプできないし、出したい攻撃が何なのかわかっていなかったのだ。

さとけんさんは初心者の中の初心者だと気づきアプローチ方法を変えることにした。経験してきた世界が違うことを把握したうえで教える側は意識しないといけなかったのだ。

初心者にも基礎の差があり、ゲーム自体も初心者の場合と他のゲームはやっていてスマブラは初心者ではアプローチが違ったのだ。

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初心者が抱えていた苦悩

操作能力
・攻撃を出すにもジャンプを出すにもコントローラを見ないと操作できない
・「ジャンプして」と言って咄嗟にジャンプができない

把握能力
・言われたことはなんとなくわかるがそれを把握することができない
・基礎操作という地盤がない状態での知識共有はほとんど意味がなかった

モチベーション
・勝ち負けは理解できるため、負け続けることで気持ちが下がる
・納得がいかない負けを繰り返すことでイライラが増えてしまう

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初心者を脱却するために大切なこと

楽しむ
・楽しくないものはそもそも続けることができないのでガチャプレイでも良いのでとにかく楽しむ
・スマブラの場合、アイテム有りのタイム4人対戦などのルールで遊ぶ

考える
・楽しみながら対戦の中でうまくいったこと、相手によく当たっていた行動(ボタン)を理解して使うように意識する

続ける
・楽しみや考えることを覚えたら、あとは続けることが重要
・何事においても練習せずに他人に勝つことはできないので続けることが基礎を身につけることができます
・間違っても30分や1時間練習しただけで勝てると思わないでください。勝負の世界は厳しいです

勘違いしてはいけないこと
・世の中には少しやっただけでゲームが上手かったり、スポーツがうまかったりする人がいます。その人は別のゲームや他の体験による体感と知識の基礎ができているため、それを応用しているケースが多いです。

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キャラクター選び

スマブラSPは70体以上(当時)の膨大なキャラクターが存在しており、キャラクターを選ぶことが困難です。
「スマブラSP 初心者 おすすめ」などと検索すると、マリオ、クッパ、カービィ、ピカチュウ、インクリング、マルス、キングクルールなど、おすすめされるキャラクターも多いです。

どのキャラクターも魅力的ですがゲーム初心者におすすめするとなると私も頭を抱えていました。ただ、好きなキャラクターを使うのが一番続けやすいのでさとけんさんに確認しすぐに答えができました。さとけんさんには娘がいて、その娘が好きなポケモンが「ガオガエン」でした。

スマブラSPにおけるガオガエンは強キャラとは言い難く、棘の道だと思う人が多いでしょうが私は一番良いキャラ選択だったと思いました。

ガオガエンが良い理由
難しい操作(反転空後)やコンボが少ない
・バースト技(相手を倒す攻撃)を多く持っている
復帰力が少し特殊だがそこそこある(当時アップデートで強化された)
飛び道具が無い
 ※デメリットではあるのですが最初に覚えることが少なくなる

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初心者が初級者になるためにやったこと

とにかく体感を鍛える
前提として社会人で仕事もそこそこ忙しかったので日々に割ける時間は限られていましたができるだけトレーニングモード(以下トレモ)を使って、様々な練習をしました。(以下の項目をそれぞれを1~2時間ずつ)

①復帰練習
・スマブラでは倒すことよりも死なないことを重視して復帰練習
・終点ステージトレモでお互い60%に設定してひたすら飛ばして復帰
・以下の復帰の行動をとりあえずその日は2時間行った
 Lv1:ジャンプ → 上B
 Lv2:ジャンプ → 横B → 上B
 Lv3:横B → ジャンプ → 上B
 Lv4:空中緊急回避 → 横B → ジャンプ → 上B
・ここで得て欲しいことは意識せずにジャンプボタンを押せるようになること

②強い技を教える

・スマッシュ攻撃、横Bからのラリアット、DA、横強
・終点ステージCPULv9を90%にして[逃げる]という設定でひたすらCPU討伐
・行動力の成長。強い技は当てることが難しいことを体験してもらう

③ステップ
・ぴよんぴょん飛んでいる癖があったので地上での往復ステップを覚えた
・距離調整に使うが地上戦を意識づけることを学んでもらった
 (初級での練習までの布石)

④コンボ

・簡単なコンボを覚えることで成長感を実感させる
・下強 → ショートジャンプ前攻撃
・下投げ → ジャンプ前攻撃

⑤小ジャンプ攻撃
・今作の特徴としてジャンプと攻撃ボタンを同時押すと小ジャンプ攻撃を出すことができる。攻撃後下を押すことで急降下できるため、それをセットにして朝練の素振りにした。
・ショートジャンプ攻撃 → 急降下 × n回(繰り返す)

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オンライン対戦を10戦行った結果

0勝10敗・・・さとけんは折れなかった
戦績自体はよくなかったが対戦内容が格段とよくなってた。
復帰ミスはあったもののジャンプからの上Bを使ったり、ステップからの
攻撃行動しており、初心者としてのステップを一つ越えたことを実感した。

試合動画はアプデによって消えていたのが心残りだったのですが
成長の実感が出来たことと次行う課題がみえたので次回の記事で続きを紹介したいと思います。

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まとめ

人生経験がゲームプレイにがでてしまう
教えたい人がどういう人なのか把握して適切なアプローチが必要
簡単なことからコツコツと(できれば一緒に行う)
・まずはたくさんプレイして体感をつけよう
・さとけんさんの続ける姿勢が一番の勝因

今回は初投稿となり、少し長くなってしまったので
次はもう少しまとめて書いていければなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は「初心者脱却編」を書きますので少しでも気になりましたらよろしくお願いします。

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