NOAH 1.2有明アリーナ メインイベント問題

初めてnoteを書きます。

以前はブログをやってた時期もあったのですが、パスワードを忘れて上手く入れないので新しくこちらへ移行。

noteではXで書ききれない分量で自分が書きたい事を述べていきます。
つまり、長文のツイートみたいに思っていただけると幸いです。

今回は「プロレスリングNOAH 1.2有明アリーナにおけるGHCヘビー級選手権がメインイベントではない件について」
というか「この件について武田社長が書いたnoteの内容に思うところ」とでも言いましょうか。

まず、皆様がご存知の通り来年1月2日に行われるNOAH最大級のビッグマッチ、有明アリーナ大会でメインイベントが
【スペシャルシングルマッチ】
丸藤正道 vs 飯伏幸太

そしてこの大会の目玉が
【GHCヘビー級選手権試合】
《王者》拳王 vs 《挑戦者》征矢学

恐らく後者のカードがセミファイナルになるものと思われます。

思い起こせば今年2023年のお正月。
近年恒例となりつつあるNOAHの正月興行。

今年は日本武道館でしたね。
そちらのメインイベントでは
【スペシャルシングルマッチ】
グレート・ムタ vs SHINSUKE NAKAMURA

そしてセミファイナルが
【GHCヘビー級選手権試合】
《王者》清宮海斗 vs 《挑戦者》拳王

でした。

しかし、今年のメインだったムタvs真輔。
これは引退間近のムタ、そして現WWEスーパースターの真輔。
普通なら考えられないカードであった事はプロレスファンならば誰しもが分かる事でしょう。

当時、真輔さんが「これは奇跡だ」と言った様に。
この背景には当時のWWEの体制があった事も考えられます。
ビンスが現場に戻ってきた今では恐らく実現しなかった事でしょう。
あの時、あのタイミングだったから成せたカードなのです。

つまりこの試合に関してメインイベントであった事に異論はありません。

拳王選手が挑戦者ながら「GHCをメインにできず申し訳ない」といった言葉を残したと記憶していますが、あの時に関しては多くの人が「仕方ないよ。謝らないで」と思ったはず。

しかしどうでしょう。
来年のメインイベント。
丸藤正道 vs 飯伏幸太

確かにドリームカードです。
ただ、今年の正月に比べるとだいぶ劣る印象は正直抱きます。

この試合がメインで行われると発表になった瞬間からXでは「なぜなんだ」と異議を唱えるポストを多く目にしました。
実際に自分もXにて発信。
コレに関しては絶対におかしいと。

その中で昨日、プロレスリングNOAH代表取締役社長の武田氏がnoteを更新。
団体の公式Xでも拡散されていました。

そして実際に私も拝見。
率直な感想は「ん?何を言ってるの?」という事。

これで納得は到底できません。

まず1番は「この試合をメインにしたのは武田社長の独断」だった事。
言ってみれば社長命令な訳ですよね。
そりゃ権限がありますけど、団体にとって最大級に大きな舞台でプロレス界の注目を集める大会のメインを貴方が全て決めてしまうの?と。

普通に考えておかしくない?

現場介入が悪い訳じゃなく、なぜ独断なのか。

そして同時に語られていた「丸藤正道引退への道」という事。

確かに今年はウィル・オスプレイ選手との試合を後楽園ホールで行うなど、メモリアルでエモい試合が多い様に感じました。
一部の声では「丸藤さん引退が近いのかな」と言ったものもあったのは事実。

ご本人も「5年後に引退」といったコメントを残しています。
そして武田社長とも引退について話したと。

しかし不自然なのは"丸藤正道は正式に引退表明をした訳ではない"という事。

会見などを正式に開いて「引退します」と宣言されたならまだ理解できます。
しかし違う。
それなのに武田社長の独断で丸藤正道選手をメインに押し上げた。

確かに丸藤さんはNOAHにとって必要不可欠な存在。
NOAHの中心、そして団体を屋台骨として支え続けてきた功労者である事に全く異論はありません。
間違いなく三沢さん、そして丸藤さんの存在無くしてプロレスリングNOAHは無かったと言い切れるでしょう。

しかし、今の状況を考えればメインイベントはGHCであるべきだと私は思います。

残念ながらコレが変更になる事は無さそうなので、ファンの声、そしてGHC王者の声というのは届かない。
何と虚しいものでしょうか。

丸藤正道>GHC

ハッキリ言ってしまえばこの様な力関係とも取れます。

社長が副社長に忖度したのではないか。
そう言った事さえも勘繰ってしまうのも決して不自然なものではありません。
そうではないと私は信じていますが、社長の独断については正直納得できる説明には至らなかったと感じています。

そして何より拳王選手が不憫でたまらない。
今年は挑戦者、来年は王者。
2年連続で正月のGHC選手権の舞台に立てる事は容易な事ではありません。

もっと讃えられるべき事柄。
しかし、残念な事にどちらもメインではない。
最後の舞台に立てない。

そして何より心が痛むのは昨年の1.1直前会見で「これから一生このベルトはNOAHのリングで、メインで戦わせることをこの会見で誓います」とコメントしていた事。

拳王選手のGHCへの愛と誇りを感じる素晴らしいコメントですが、今の現状を受けてこの言葉を聞くと辛い。
本当に不憫です。悔しいな。

自分は試合順というものはそこまで気にしないタイプなのですが、こういった大舞台になれば当然変わってきます。

特にその場に立つ選手の思いを考えると胸がギュッと締め付けられる思いになる事も多々。

新日本で言えば内藤選手が東京ドームのメインに立つ事ですよね。
一度ぶち壊しにされた夢を、来年のドームで再び実現させようとしているのです。
そしてそれをロスインゴファンも待ち望んでいる事でしょう。

つまり、年間最大のビッグマッチという大舞台で最後の花道を歩いて帰る事がプロレスラーにとっては夢や誇りである訳です。

拳王選手もそれを来年は絶対に叶えると意気込んでいたはず。
征矢選手とのタイトルマッチは金剛時代を考えれば相当エモいカード。
私は金剛が突然解散を発表して、征矢選手が涙を見せながらラストを迎えたシーンを見て「この人は本当に金剛というチームを愛していたんだな」と思いました。

そして各々がそれぞれの道へ進み、ようやっと巡ってきた拳王選手と征矢選手の一戦。

この1年で積み上げた事を来年の正月でぶつけ合う"予定"だったはずでした。
全てを無碍にされた2人は気の毒という言葉で片付けるのが失礼なほど。
その胸中は本人たちにしか理解できないはずです。

お二人のファンの方も特にその思いに近しく、悔しさや怒りが湧いて出るものかと思います。

社長の判断によって多くの人の夢が崩れてしまった。
結局は誰が幸せになるんだろうか。

GHCを闘う2人も表では「メインじゃないけど目の前の敵を倒すため、やってやるぞ!」という事を今後口にするかもしれません。
しかし、本当の思いはどうなのか。

少なくとも拳王選手は現状、納得いっていない事は確かです。

武田社長はプロレスリングNOAHという団体の軌跡についても語っていましたが、正直言葉足らずというか何を言いたいのか伝わりにくいなと。

私の受け手としての能力不足という可能性もありますが、自分にはよく分からなかった。
大事なのは「何故GHCをメインから降格させたのか」であって丸藤さんを讃える理由ではないので。

社長の個人的な思い入れがある事は結構です。
むしろ、プロレスというものは誰かに肩入れして見るほうが面白い。

しかし、肩入れして良いのはあくまでファンとしてレスラーを応援する時。
それが大会運営に及んでしまうとこれまた厄介。

だから「GHCではなく丸藤vs飯伏をメインにした」という理由づけにはならないと思います。

社長が言えば何でも通ってしまうという恐ろしさ。

プロレスだから、プロレスなら、が通じた結果なのかもしれませんが私は"独断"というものに対し気分は良くありません。
その思いは有明アリーナ大会が終了した後も心に持ち続けるかもしれません。

しかし、試合の内容についてはどちらも期待が大きいです。
だからこそこの様な一悶着あった状態ではなく、皆んなが純粋に楽しめる状態であって欲しかった。
その辺が非常に悔やまれる事だと私は思っております。

本当に惜しい。

私が言いたい事はこの様な感じです。
私の考えは否定的で申し訳ありませんが、素直な感想と考え(愚痴もあり)でした。

最後に、拳王選手!征矢選手!頑張れ!!
絶対に挫けないでほしい!
そして絶対に2人とも報われてくれ!!

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