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見えない恐怖(釣りタイトル)

こないだ先週末、恵比寿から家まで走りました。再び走るようになってから、最も長い距離を走ったわけですが、距離の割にめっちゃ疲れました。これ、なんでかなーって思い、考えました。

ほぼ最短距離

理由はたぶん、
知らない道」だから
です。

余裕の前半

夜の都心を走るのは初めてです。いや、都心ラン自体が初めての体験です。さらに金曜の夜ということもあり、街には人が溢れてました。。
(´・ω・`)コワイヨー

恵比寿→渋谷

ほとんど知らない道ながらも、山手線のそばなので不安もなく。ふだん車窓から見てる景色でした。

ヒカリエ

渋谷→原宿

どこまでも知ってる道でした。昔お仕事で通ったんですよ。

表参道

原宿→代々木

ここもかつてよく歩いた道です。

ドコモタワー

代々木→新宿

これはすぐですね。小田急線の踏切が印象的です。そして慣れ親しんだ新宿西口へ。

いつまでも未来なコクーン

気がついたらここまで来てました。(約7キロ地点)

建設中のビル

恐怖の後半

新宿西口を過ぎたあたりから山手線駅から離れていくため、見知らぬ住所に突入することに。。

百人町

なかなか抜けれない。ここは新宿の地名らしいです。神田川を超えた。

落合

かつて住んでいた「落合東長崎」の近くらしいが。。

椎名町

西武線の駅っぽい。。

要町

池袋近辺かな。。

大山

え?もう板橋区なの??知らないんだけど。。(13キロ)
もう着くの?

ときわ台

知ってる!近くだ!!

自宅近く

うわ、着いた!!マジか!!!

考察

万里の長城ってあるじゃないですか。人類最大の建築物。日本列島より長いってう途方もないやつ。あれってどうやって作ったのかご存知ですか?

2チーム一組で、対象の区間(1キロ幅)を両端から中央に向かってレンガを積んで造ります。左右チームが合流することでその区間が完成します。
その後、チームは「他のチームが造成した」区間を超え、別の地区に移動し、新しい区間を着工します。

  1. 小さな目標を何度も達成する

  2. 他チームが完成した区間を見る

こうしてチーム全体のモチベーションを高く維持し、果てしないサイズの城壁を作り上げたのです。自分たちの成果を目で見て確認することで、先の見えない不安を払しょくしたんだろうなぁ。

工区分割方式
1キロを2組に分かれて両端から真ん中を目指して作ったのです。つまり1組当たりの担当する距離は500メートルということになります。そして、真ん中までたどり着いたら今度は別の場所に行きます。別の場所に向かう途中、ほかの組が担当した地域を見ることができます。
GAKUTECH

恵比寿ランを振り返るとね、

予想できる場所は、ぜんぜん辛くない。
あー次はこれかな。
このビルは知ってるぞ。
ここに繋がる道なんだ。
新宿までの道のりがまさにこれ。進むほどにテンションが上がるんです。
「あ、また出てきた!」

全然知らない区間に入ってからは、不安で不安で。
え、まだなの?
こんな地名あった?
どこに繋がってんの?
後半の道のりがまさにこれ。進めど進めどゴールに向かってる気がしないの。

「知らない」ってことはこうも不安になるんだと。後半のたった7-8キロのランが、めっちゃ遠く感じました。

フルマラソンを不安なく完走できるのって、距離がわかるからなんです。

スタート地点からどんどんカウントアップして距離の表記が出てきます。1キロ、2キロ。。このやった距離を目に見える成果として教えてくれるから、ずっとテンション高く走ることができる。

あぁ、もう20キロも走ったんだ。

そして最後の5キロくらいから、カウントダウンになるんです。残り5キロ、3キロ、、これもまた、あとどのくらい頑張ればいいのかわかるんで、最後までモチベーションを保つことができます。

距離情報が全然なかったら、市民ランナーって20キロも走れないと思う。

今回のランも、よく知る道(山手通り~17号)経由ならきっとスタスタと帰ってこれた気がします。

「知っている」ってことは「不安がない」状態なんだなーってしみじみ思った。転職者はきっとしばらくはドキドキしているんだろう。業界未経験の新人さんも、きっと毎日緊張してるんだろうなーって。
気がつけばコミーは業界のベテランさんなので、出会う人に優しく接していこうと思ったのであります。

おしまい。

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